調査レポート R&A

← レポート一覧へ
Title: 米国のパーソナル・コミュニケーションの今
Updated: 2012/06/21
Category: 市場分析
Areas: 米国

米国のパーソナル・コミュニケーションの今

ずっと「音声中心」だった米国のパーソナル・コミュニケーションが、長い時間をかけて2005年ごろから「文字系」へと移行しつつある。現在、その中心は通信キャリアが提供するSMS(テキストメッセージ)であり、また別の分野では「話題発生機能」を内包したFacebookが、新しいスタイルのコミュニケーション・ツールとして定着しつつある。
SMSの料金の高さ、Facebookのクローズドという特徴は、実はこれらのサービスが先端ユーザーを超えた「マス」に普及するための意外な強みとなっている。トラフィックの圧迫を背景としたパケット料金の実質的な値上げの動きを背景に、SMSに挑戦するKik、WhatsAppなどの新サービスも各種登場しているが、まだ広く普及するには至っておらず、米国ではSMSの地位は当面揺るがないものと思われる。

U.S. personal communication has long been voice-centric, but it has finally started to chang. Over the past 10 years, text-based communication, lead by SMS, has increased its importance among U.S. users, and on the same line, Facebook is currently on the mass- adoption phase as a “communication tool with topic-generating function”. SMS’s high rate and Facebook’s closedness work as a strength in the process, rather than the weaknesses. There are several new services to challenge these services, but has not yet caught on at this stage.

このレポートを読む