モバイル決済の普及はスローペース


モバイル決済の普及は全般的にスローペースだが、Android Payがやや優勢との調査結果が出た。

マーケティングサポート会社のWalker Sandsが、リテールにおける消費者行動の変化を調べている。

このほど「2016年版未来のリテール」調査の結果を発表した。2016年2月に米国の消費者1,433人を対象にアンケート調査を行ったもの。

リテールにおけるいくつかの側面をカバーしているが、モバイル決済に関しては、全般的に普及がスローペースだと結論付けた上で、以下の調査結果を紹介している。

  • 過去1年間にモバイル決済を使ったことのある人は36%。
  • P2P(ピアツーピア)決済アプリを使ったことのある人は33%。
  • 使わない理由としては「セキュリティ」が61%、「プライバシー」が58%。
  • サービス別ではAndroid Payを使っている人が19%でトップ、小売店の独自アプリが12%、Apple Payは11%。

また、「最も安全な決済手段は?」という質問に対しては、「現金」が46%で圧倒的。

Walker Sands「Future of Retail 2016」より
最も安全な決済手段(Walker Sands「Future of Retail 2016」より)

アメリカ人もまだ現金信仰が優勢だ。