Comcastがコードカッター向けのビデオストリーミングサービスを計画している。
Reutersによると、サービス名称は「Xfinity Instant TV」。月額料金は15ドルから40ドル程度。大手のTVネットワークやESPNなどのスポーツチャンネルなども視聴できるようにする。
今年第3四半期にはサービスを開始する予定で、フィラデルフィア、ワシントンDC、シカゴなどのComcastの提供地域の5,000万世帯以上をカバーする。
Comcastの高速インターネットサービスの利用者で、ケーブルTVサービスにあまりお金を使いたくないユーザをターゲットにする。いずれはComcastのX1プラットフォームにアップグレードする方向に誘い込む狙い。
Comcastは既にXfinity Streamというストリーミングサービスをボストンとシカゴで月15ドルで試行提供しているが、これを手直しして全国の提供地域に本格展開する。
競合のAT&TのDirecTV NowやDish NetworkのSling TVは地域を問わず誰にでも提供しているが、Comcastの新サービスは自社の提供地域において自社のインターネットサービスを利用している顧客に限定する。