米国の若者は年長者より”新聞”が好き

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このグラフは、米国のPew Research Centerが、「紙」の新聞が読まれている割合を年代別に分け、毎年、どのように下がってきたかを調べたものです。

どこの国でも、紙の新聞は読まれなくなっている傾向を表すものですが、同時に、若者が紙の新聞を読まず(2015年、18-24歳は16%)、年長者が紙の新聞を辛うじて支えている(同、65歳以上50%)現実をはっきりと示しています。

ところがPewの最近の調査によると、若者は「紙」の新聞は読まないけれど、オンラインでは年長者以上に熱心に新聞社発の記事を読み、しかも、NYタイムズのような全国的な視点を持った新聞を好み、年長者が地元のローカル紙を好むのとは異なる際立った傾向があることがわかりました。それを示すのがこれです。

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Snapの時価総額は東芝の資産を1兆円上回る!

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今朝、メールをチェックしていて、BusinessInsiderのニューズレターに「Snap is seeking an IPO valuation of up to $22 billion」とあるのが目に入りました。

22billionということは220億ドル、日本円にすれば2兆5千億円です。それをSnapというスマホ用メッセージアプリのベンチャー企業が株式公開することで、時価総額でいきなり、それだけの価値になる。

まあ、これまでも、GoogleやFacebookの株式公開の時に、同じような驚きがありましたが、今回、特に印象深く受け止めたのは、このところ連日、新聞の1面、経済面を賑わしている「東芝危機」のことがあるからでした。

明治の初めからの歴史があり、従業員19万人というマンモス企業の資産価値が「1兆5千億円」だと、連日報じられているのに、創業6年目、従業員が昨年末で1,859人、共同創業者が共にスタンフォード出身の26歳と28歳によるスマホアプリに遅れをとるのか、という感慨です。昇る朝日に沈む夕日、のような・・・・

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プレ認知症対策に絶対便利なデバイス

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5日前のことです。ベンチャー企業の資金集めサイトKickstarterで「目標5万ドル。3月18日までに達成できなければ取り下げ」という条件で出資を募っているSenstoneという企業に出会いました。

今年7月にも売り出すという会社名と同じSenstoneというのデバイスについての記事を読み、興味を惹かれ覗いたわけですが、曖昧な点がいくつかあり、その時点では紹介をためらいました。

ところが、今日、Kickstarterを覗くと、なんと5日間の間に。Backer(出資確約者)は347人から895人に増え、金額は30,088ドルだったものが87,935ドルと3倍近くになって、あっさりと目標をクリアしています。

出資受付期間はまだ32日も残っていますから、どこまで金額が膨らむか想像もつきませんが、それほど、関心を呼ぶというか、「売れそう」と思わせる製品だということでしょうか。そこで、曖昧な部分は残っていますが、その機能を紹介します。

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この写真にあるように、見た目はウェアラブルなボイスレコーダーです。クリップで襟につけたり、女性ならペンダントにしてもいいし、ブレスレット風にも装着できます。外出中に何か思い付いたら、身に付けた直径3センチほどのデバイスをタップして話せばいいのです。つける場所は口元から20センチに最適化されているそうです。

で、これが一番クールなのは、録音した内容を内蔵したブルートゥースでスマホに転送するだけでなく、スマホにインストールしておいたアプリが自動で文字起こしをし、文章にしてくれることです。

同社は、資金集めのPR文で、「世界で最も偉大な作家や発明家、ビジョナリーは思い付いたことをノートに書き留めた。それを我々は便利で手軽な手段として提供する」と謳っています。偉人でもなんでもないどころか、立ち上がった時に、何のために立ち上がったかさえ覚束なくなった当方には、なかなか魅力的に感じられたのです。

私は、ウォーキング時にメモ用紙とペンを持ち歩いていますが、思い付いたことを書き留めるには立ち止まらなければなりません。しかし、これがあれば、歩きながら録音すれば、スマホの画面に文章となって現れるので、便利です。スマホを自宅に忘れても、内臓のフラッシュメモリーに2時間半も録音できるそうですから、帰宅後に通信して文章化されたものを読めます。音声も確認できます。

これで140ドル。ちょっとアルコールを節制して買いたくなるお値段です。(実は、その気になって、5日前の段階で、出資額に応じたrewardプログラムに、80ドル出せば製品が貰えるsuper early birdというのがあったので応募しようとしたら、その時点で定数に達して終了していたので断念。100ドルのearly birdも同様)

ただし、気になることもいくつかあります。まず、PR文の最後に「Risk要因」としてあげてあるのが「speech-to-text conversionにはサードパーティのエンジンを使っているので、その処理毎に我々は料金を支払わなければならない」という件り。「だから、無料で行える処理数には制限がある」「今のところ月300分を見込んでいる」「もっと使いたい人にはプレミアムプランを用意する」「その料金は未定」云々。

実は、speech-to-text conversionされた内容は、自動的にバックアップが取られ、自前のクラウドに50時間分置いておけるそうですが、その費用が140ドルのデバイス購入代金でいつまでも賄えるものなのかどうか。この両方で、いずれ月々の課金が始まりそうですが、そこがモヤモヤ。

対応言語は11ヶ国語としていて、日本語を含めた表をアップしていますが、ご覧のように、その線の引き方が曖昧で、その説明がない。Japaneseは最初の段階で止まっている。果たして、日本語に本当に対応しているか不安を呼ぶ。チェックしたのかな?また、スマホのみの対応でタブレットには対応しないというのもよくわからない。

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それと、もう一つは、出資希望額がたったの5万ドルに設定している点。構想されたのは2014年夏で、以来、試作品作りに相当のお金をつぎ込んだ跡が記されていて、メンバーは8人ですから、ランニングコストだけでも相当な金がかかり、これからはメーカーに製造依頼するにも、クラウドにも金がかかるのに、なぜたったの5万ドル?という感じです。まあ、パブリシティということなんでしょうか。

ともあれ、backerは世界中に広がっていて、今現在、日本からも(東京という括りも合わせて)41人が出資を確約(pledge)しています。私のようなプレ認知症対策の人は少ないでしょうけど、なんだかヒットの予感。

 

 

 

仰天!スーパーボウルの初”ライブ”CM

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驚きました。昨日のNFLスーパーボウルで流れたハイテクを存分に活かした”ライブ”CMのことです。

私はCMなしのNHKBS1でのテレビ観戦ですから、実際にはリアルタイムで観たわけではありません。試合中にマイクロソフトのタブレット、Surfaceが度々映り、またコーチたちのヘッドセットが、かってのモトローラからBoseに変わっていることに気づき、そのライセンス料はどのくらいかな、ググっていたら、USATodayのこんな記事に出くわしたのです。

<Hyundai’s ‘live’ commercial puts deployed soldiers at Super Bowl with families—現代自動車の”ライブ”CMはスーパーボウルで兵士を家族のそばに置いた> その”ライブ”CMはこれです。


ハイテクを駆使した圧倒的に面白い話ですし、感動的でもあるCMです。しかし、一夜明けても日本語メディアでは紹介されていないようなので、記録しておきます。

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新聞でも世界制覇を目指すベゾス氏

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昨年末から先月にかけて、ワシントンポストに関する景気のいい話を立て続けに目にしました。気付いたのをあげて見ます。

まずはポストのPublisherにしてCEO、Fred Ryanが社員に向けて「皆さんの信じられないほどの働きで、2016年は儲かって、成長している。来年はさらなる戦略を進めるために資金を使う」というメモを出したというPoynterの記事。

これを受けて、PoliticoMediaが「儲かったポストは5ダース以上の記者を新規採用へ」と報じ、年が明けるとポストは自らのPRBlogで「突発事態を直ちに深掘りする8人編成のチームを新設する」と公表、さらに、CNNは「ポストはビデオチームを30人の大幅増員へ」と続きました。

米国では、紙の新聞への広告支出が減少する一方で、昨年も通年で前年比マイナス13.9%で、第四4半期に限れば前年同期比マイナス19.9%という絶望的な状況が続き、今年に入ってからも記者の首切りが止みません

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その中で、どうしてポストだけに活気が溢れているのか。まあ、アマゾンのベゾス氏が2013年にオーナーになって、何かが変わったのだろうとは想像できますが、では、それは何か?ということになると私の中では曖昧でした。

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ザッカーバーグ氏が完敗した相手とは

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今週初めに、FaceBookのCEO、ザッカーバーグ氏がハワイ・カウアイ島に購入した別荘用の広大な地所を巡って、中に点在して残る小さな区画14箇所の持ち主に強制的に売りに出させるための訴訟を現地で起こし、ちょっとした騒ぎになっていることを紹介しました。

この訴訟は、1850年代の古い制度のもとで払い下げられた土地が子孫に綿々と引き継がれ、権利者が膨大になっているので、一挙解決を目論んでザッカーバーグ氏側が仕掛けたものですが、法的な話はハワイ独特でややこしいので関心のある方は前回記事をご参照ください。

で、地元では相当な反発が起きていたようで、ついにザッカーバーグ氏が白旗を上げ、①訴訟を正式に取り下げる②こうした訴訟の際に地元民を助けるためにNative Hawaiian Legal Corporation(NHLC)に寄付をする③土地と文化を守る話し合いの場に着くーーことになったそうです。

どうやら、この急展開を主導したのは日本人移民の血を引く州議会下院議員のカニエラ・イン(Kaniela Ing)議員のようなのです。

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ご覧のように若くてカッコいい。でも自身のホームページを見ると、大変な苦労人。貧乏から這い上がったとのこと。その彼が、世界6位の大金持ちをやっつけた構図が窺えて痛快です。

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不動産でケチが続くザッカーバーグ氏

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Forbes誌の金持ちリストで世界6位にランクイン、資産5兆円(446億ドル)のマーク・ザッカーバーグ(Mark Zackerberg)氏、ビジネスのFacebookは絶好調が続いてますが、プライベートな不動産の面ではあんまりツキが無いようです。

彼がハワイ・カワアイ島に1億ドルで購入した海に面する700エーカー(日本の平均的ゴルフ場の3つ分!)に及ぶ広大な地所の周りに高い石造りの塀を巡らして、近隣住民から「これまで楽しめた海と緑の眺望が遮られ、風の通りまで悪くなった。善処を」という申し入れにザッカーバーグ氏側がなしのつぶてなのでブーイングが高まっているという話は、拙ブログで昨年7月にご紹介しました

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さらに、昨年9月には、自宅の周りの4軒の住宅を買って建て替えようとしてカリフォルニア州パロアルト市の建築審査委員会からクレームを受けてました。そして、今度は、上記のカウアイ島の物件で、敷地内に持ち主が自由にアクセスできる小さな区画が14もあることが分かり、その持ち主に売却を強制する訴えをザッカーバーグ氏傘下の会社が昨年12月30日に起こしていたのです。

これを知った英国のThe Registerなどは「Facebookのお偉いさんがハワイアンを土地から蹴り出す訴えを起こした(Zuck off: Facebook’s big kahuna sues Hawaiians to kick ‘em off their land)」などという過激な見出しで報じ、すぐにザッカーバーグ氏がFacebookで弁解する展開になり、ここでも大盛り上がりになっているのです。

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ハンドルなしの公共バスがベガスを走行中

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前回10日の記事「今年は『完全自動運転車元年』になるか」では、2017年、自動運転車がどこまで進化するかについての「7つのマイルストーン」などを紹介しましたが、実はその記事をアップした日の翌日から、米国ラスベガスで、観光客や市民が自由に乗れる、ハンドルなしの完全自動運転バスのシャトル運行が始まっていました。

走っているのは、フランスNavya社製の動力が電気のArmaです。同社のサイト情報によると、最大収容人数は15人、最高速度は時速45kmとのことですが、地元紙Las Vegas Sunによると、当地のArmaは定員12人で、安全のため時速12マイル(約20km)で運行しているそうです。

場所はカジノ街で有名なフレモントストリートからラスベガスブルーバードとEighthストリートまでの往復。特別なレーンではなく一般の公道を走行しています。時間は昼間の10時から夕方6時まで。誰でも無料で乗れるそうです。


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今年は「完全自動運転車元年」になるか

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年末年始、2017年の技術開発がどう進むかをめぐる様々な予測やランキングをネット上で目にしました。技術に疎い当方には、いちいち噛み砕いて紹介する能力がありませんが、一つ、「なるほど」と膝を叩きたくなるようなフレーズに出会いました。

それは、The San Diego Union-Tribune紙の<How robots will change the American workforce>と題した記事の中にある、米カリフォルニア大サンディエゴ校・Contextual Robotics研究所のHenrik Christensen所長の発言です。

My own prediction is that kids born today will never get to drive a car. Autonomous, driverless cars are 10, 15 years out.

「私の予言はこうだ。今日、生まれた子供が車を運転することは決してない。自動でドライバーなしの車が10年か15年で出てくるから」

今年のCESで披露されたコンセプトカーが現実になる時代のことでしょうか。


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Facebookが”検閲”で、またまた失態

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昨年の米大統領選を巡って、Fake News=偽ニュースの拡散元として問題視されたFacebookですが、新年早々、今度は、自身の”検閲”システムのお粗末さが槍玉に上がっています。

英語ニュースで最初に報じたのは1月2日のThe Telegraphのこの記事。北イタリア・ボローニャ在住の美術史家で作家のElisa Barbariさんが、自身のFacebookページの宣伝のために写真を載せたところ、Facebookがその写真を自動的に拒否したというのが始まり。

その写真は、ボローニャの街の中心部、マッジョーレ広場にあるネプチューンの泉にある海神ネプチューンの彫刻を彼女が撮影した一枚でした。今は、彼女のページのカバー写真の1枚になっているのがこれです。

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なぜ、Facebookが拒否したのか。3日に続報を報じたCNNDigitalTrendsの記事も合わせて、まとめると、彼女が「なぜ!」と抗議したことへの答えは一言で言うとこうです。「明確に性的なイメージを表現してるからこの写真の使用は認められない」

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