未来を見据え、調査分析から研究開発までをシームレスに進めるKDDI research atelierの研究員が、独自の視点から先端・応用技術や先進サービス、自身の研究テーマをご紹介

アートとAI(後編)〜AIは脅威にあらず、アーティストがAIを使いこなすようになる
前回のコラムでは、当面はAIがアーティストの脅威にはならないであろうことを、ファクトを基に考えた。一方で、アーティストがコンセプトを作り、それを表現するためにAIを活用するケースが少しずつ出てきている。それらは、AIを使っている点では、前回紹介したMidjourneyの作品と同じだが、提示したいコンセプトのための表現手段としてAIを使っているところが大きく異なる。アートワールドに食い込んでいけるのは、このようなAIの使い方ではないだろうか。今回はこのあたりに着目したい。
AIブームの第2波を巻き起こすGenerative AI:第1回 画像生成AIとは何か
IT業界において、2022年はいわゆる「Generative AI(生成型の人工知能)」が注目を浴びた年だった。 ディープラーニングなど従来のAIは基本的に各種データの「分析」に使われるが、生成型のAIは(同じくディープラーニング技術に基づくとはいえ)文字通り「画像」や「テキスト(文章)」、「コンピュータ・プログラム」など各種コンテンツを「生成」するAIである。この種の人工知能は今後、AIブームの第2波を形成していくことが期待されている。その動向を新たな連載コラムとして紹介していく。初回となる本稿では、まず2022年の夏頃から次々とリリースされた「画像を生成するAI」から見ていくことにしよう。
アートとAI(前編)〜AIはアーティストにとって脅威にはならない
2022年8月、米コロラド州で開催されたアートコンテストのデジタルアーツ部門で、画像生成AI「Midjourney」が作成した作品が優勝に選ばれた。この作品を出品したジェイソン・アレン氏は、ボードゲーム会社の社長であり、アーティストではない。この出来事を受けて、SNSでは「AIを使えば、誰でもアート作品を作れようになった」、「アーティストが不要になる」、「アートの概念が根本から変わる」などのコメントが飛び交った。アレン氏本人も、受賞後にニューヨークタイムズの取材に対して「アートは死んだ。もう終わった。AIが勝ち、人間は負けたんだ。」と言い放っている。 果たしてそうなのか?AIはアーティストを脅かす存在なのか?今回はこれを考える。
走り過ぎの貴方へ
現代社会は、運動不足の解消を訴求する言葉で溢れている。その一方で、運動をし過ぎる弊害を耳にすることもある。どうやら運動と健康との関係は単純ではなさそうだ。 本コラムでは、生涯スポーツとして人気のあるランニングを主題材とした上で、死亡率(死亡リスク)や寿命に関する研究を紹介しながら、自他共に走り過ぎと認めるランナーに向けての私見を述べる。
EVでの長距離運転に四苦八苦する米国のドライバーと充電インフラの現状
クルマの電動化で先行する中国や欧州諸国に続いて、米国でもEV(電気自動車)市場が急速に立ち上がってきた。  調査会社Cox Automotiveによれば、米国では今年1〜9月までにEVの新車販売台数が前年同期比で70パーセント増加した。同時期にガソリン車も含めた新車販売台数が15パーセントも減少する中、EVだけは大幅な売上プラスとなっている。
体験型アートによる新しいお金の流れ〜チームラボがアートワールドのタブーをひっくり返した
前回に引き続きチームラボの話だ。前回は、チームラボの体験型デジタルアートが、どのようにアートワールドで評価を得てきたのかをまとめた。実はチームラボによる革新は他にもある。アートの新しいお金の流れを作ったのだ。スープストックトーキョーなどを立ち上げた連続起業家であり、アートコレクターでもある遠山正道氏はこう評する。 「チームラボはアートにおける新しいお金の流れを作った。
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