このところ健康に気遣い、食生活を見直している。半年ほど前から、一汁一菜の食事を実践し、「ハレとケ」を意識するようになった。「ハレとケ」とは、日本に古くからある時間の概念で、「ハレ」(晴れ、霽れ)は祭りや儀式、年中行事などの特別な日(非日常)を、「ケ」(褻)はそれ以外の普段の生活(日常)を表し、日本民俗学の創始者である柳田 國男 氏が見出したとされている。今回は、一汁一菜に代表される「ケ」の視点から、暮らしの豊かさについて考えてみたい。
米グーグルは今月初旬に開催した開発者向けイベント「Google I/O」で、生成AIの技術を多彩な新製品に組み込んでいくことを強調した。中でも注目を浴びたのは、同社の主力製品である検索エンジンへの取り組みだ。グーグルは検索に(生成AIの一種である)対話型AIの機能を組み込むことで、従来よりもダイレクトかつ的確にウェブ上から情報を入手できるようにする。
「継続は力なり」という格言がある。何事も続けることで成果が得られるに違いない一方で、続けることが苦手な人にとって、その言葉はときに鬱陶しく、やる気を削ぐ原因にもなる。飽き性の筆者もその言葉が苦手である。今回は、70歳以降に世界のトップに君臨した男性マラソンランナー4名を取り上げることで、続けられないと悩む人に勇気を与えてみたい。
世界のミュージアムの中にはスペシャルな体験機会を提供しているところがある。ミュージアムが持つ価値を活かすことで、人々にミュージアムをより身近に感じてもらうとともに、ミュージアムの新しい収入源にしている。前回は大人向けの体験に着目したが、今回取り上げるのは子供向けのものだ。いずれもミュージアムでのお泊まりイベントであり、一生の思い出になりそうなものばかりである。
我々生活者にとってミュージアムとは展示品を鑑賞する場所だ。しかし世界のミュージアムには、それ以外の特別な体験機会を提供しているところがある。そしてこれがすごいのだ。このコラムシリーズでも何度も取り上げているが、衣食足りた現代では体験の重要度が増している。世界のミュージアムが提供するスペシャルな体験とはどのようなものなのか。ミュージアムの新たな在り方のヒントを探っていこう。
FIFAワールドカップカタール2022での日本代表の活躍は記憶に新しい。サッカーに限ったことではないが、スポーツには日常を非日常に変える力がある。今回は、サッカー好きな筆者の視点で、「サッカーと健康」について書いてみる。