マイカー広告のWrapifyは人気のようだ


マイカーを広告媒体にして小遣い稼ぎができる「Wrapify」はなかなかの人気のようだ。

Wrapifyのサイトでドライバーとして登録し、スアホにアプリをダウンロードしておくと、広告キャンペーンの話が舞い込んでくる。

キャンペーンに参加して車を広告でラッピングした後は普通に生活するだけで小銭が稼げるという。そんなうまい話が本当にあるのか。

アプリを起動した状態で車で通勤するなど、普通の生活を送ると、日常の走行パターンがアプリに記録され、その情報がWrapifyのサーバーに送られる。Wrapifyではその情報を分析し、走行パターンに相応しい広告主にマッチングさせるというものだ。

筆者の場合は通勤など定期的に車を使っているわけではなく、たまに不定期に買い物などに出かける程度なので、おそらく広告主にとって魅力ある走行パターンにはならないだろうとは思いつつも、一応ドライバーとして登録しておいた。

案の定、3か月くらい経っても何の音沙汰もなかったので、すっかり忘れていたところ、突然Wrapifyからキャンペーン情報の通知がスマホに入ってきた。

アプリを開いてみると、Tipaltiという国際決済関連サービスの広告キャンペーンに応募可能だという。

Wrapifyアプリより(以下同じ)
Wrapifyアプリより(以下同じ)

期間は5月25日から1か月間。報酬は車体の全面を広告でラッピングする場合で1日あたり12ドルから28ドル。

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基本的には指定された地域内を走行した距離に応じた報酬となるが、レートは場所や時間帯によって変わる。人目につくところを走るほど報酬が高くなるという仕組み。

アプリでキャンペーンに応募するための手順に進んでみた。

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車体の一部をラッピングするオプションしかないようだった。その場合の報酬は1日あたり6ドルから14ドル。

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アプリの応募手順で最後に「キャンペーンに参加する」というボタンを押すところで思いとどまった。

ラッピングをするために車を所定の場所に持って行かないといけないはずだが、どこへ持って行くことになるのか、どのくらい時間がかかるのかがわからない。もし不便なところや危険なところに置き去りにされるようだと困ると思い、その関連情報がないか探してみた。

結局具体的な場所の情報は見つからなかったが、ラッピングするために車を平日の朝預け、その日の夕方取りに行くことになり、往復のライドシェアリング代はWrapifyが負担してくれることがわかった。

では参加することにしようと、途中まで進めていたアプリの応募手順に戻ると、そのキャンペーンは所定の人数に達しためすでに締切になっていた。

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キャンペーンが応募可能との通知が来てから1時間半くらいの間にもう締め切りになってしまったことになる。キャンペーンの奪い合いのような状況なのか。

登録しているドライバーの数に対して、広告キャンペーンの数が少なすぎるのかもしれないが、少なくともドライバーにとっては人気のようだ。

やはり相当うまい話なのに違いない。