Apple/Microsoftの古い戦法とAmazon/Googleの新しい戦法

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AppleとMicrosoftが古い戦法で、AmazonとGoogleが新しい戦法で、それぞれ戦っている、とBusiness Insiderが伝えている。

AppleとMicrosoftは1990年代からずっと、それぞれApple TVとXboxで、コンピュータをお茶の間に持ち込む戦いをしてきた。

2015年末までにApple TVはApp Storeをサポートするようになったし、Xbox OneはWindows 10で動くようになったので、双方とも互角の勝負と言える。

ごく最近の動きとしては、Apple TVがSiriを使って音声でスマートホーム製品をコントロールできるようにアップデートされるらしいし、Xbox Oneも同様のことができるよう、パーソナルアシスタントの「Cortana」が使えるようにアップデートされるらしい。

両社ともほぼ同じ方向性で、家庭の中でテレビに一番の価値を置いている。スマートホームに音声アシストが有効と見ると、テレビを介して提供するという戦法をとる。

それに対してAmazonとGoogleはまったく方向性が違う。Amazon EchoとGoogle Homeはどちらも「アンビエント」志向で、テレビと違って常時「オン」でスタンバイしており、どこに置いても収まりがいい、といった方向性で勝負している。

Google Homeのホームページより
Google Homeのホームページより

このApple/MicrosoftとAmazon/Googleの戦法の違いはどこから来ているのかについて、上記のBusiness Insiderは、各社の生い立ちに起因するものと分析している。

AppleとMicrosoftはパソコンの草創期にスタートしたので、画面があることが前提になっているのに対し、AmazonとGoogleはインターネットの草創期にスタートしたので、単体のコンピュータよりもネットワークの重要性が身に染み付いている。

したがって、AppleとMicrosoftはテレビが生活の中心になるはず、という信念の下に勝負をかけているのに対し、AmazonとGoogleは画面のあるなしに関わらず、インテリジェンス、どこでも使える、といった要素を重要視する戦法をとっている。

スマートホームをコントロールするときに画面があった方がいいのか、ない方がいいのか、今はまだ何とも言えないが、そのうちどちらかに軍配が挙がるときがくるはずだ。