FaceTimeもデータオフロード対策か


AppleのFaceTimeはiPhoneやiPadなどで簡単にテレビ電話ができるアプリ。4G LTE対応の新iPadで使えばハイビジョンクラスの映像伝送ができるのではと期待したが、何とこれはWi-Fiでしか使えない。

AppleのWebサイトより

CNETのレポーター、Maggieが読者からの質問に答えるコーナー。初代iPadを運良くAT&Tのデータ定額制で使えているユーザーが、新iPadに機種変更するとデータ定額制が使えなくなるかと質問する。

Maggieがユーザーに変わってAT&Tに確認したところ、既存のデータ定額制のユーザーは機種変更してもデータ定額制は継続できるとの回答が得られたとのこと。よって新iPadでも月額30ドルの定額で楽しめるというわけだ。

ただし注意書きとして、AT&Tは今のところiPadのホットスポット機能を使えるようにしていない点に触れる。ホットスポット機能付きの他のスマホの場合でも、データ定額制のユーザーに対しては1端末の使用しか認めていない。ホットスポット機能を利用して複数端末を使いたいユーザーはデータ定額制を諦めざるをえないという。

さらに、FeceTimeというアプリではWi-Fiしか使えないことを指摘する。これはAT&TでもVerizonでも同じだそうだ。Maggieが両社にどうしてWi-Fiでしか使えないのかと質問したところ、両社ともAppleに聞いてくれと答え、Appleに聞いたが回答がないそうだ。

このアプリが2010年にリリースされたときには、Wi-Fiでしか使えないのはキャリアの都合だとジョブズが言っていたそうなので、これは明らかにキャリアのデータオフロード対策の一環といえる、かもしれない。

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