最高にアメリカンな飲み物


突然だが、ドーナツ味の飲み物が出現した。「最高にアメリカンなドリンク」と話題になっている。

チェリー味のソーダを販売しているCheerwineとドーナツチェーンのKrispy Kremeが提携して作った「Cheerwine Kreme」という飲み物。

Cheerwineのホームページより
Cheerwineのホームページより

Cheerwineのチェリー味のソーダにKrispy Kremeのオリジナル・グレーズド・ドーナツのフレーバーを付加したものだそうだ。

どうして両社が提携したのかというと、どちらも本社がノースカロライナ州にあるから、ということだ。

Mashableが「想像しうる最高にアメリカンなソフトドリンク」と評している。これが賛辞なのかどうかはわからない。

実は前々から、チェリー味のソーダなんて好きな人がいるのだろうかと思っていた。それでも1917年から延々と販売され続けていることからして、アメリカ人の間には根強い人気があるようだ。

一方、Krispy Kremeのオリジナル・グレーズドは、言わずと知れたドーナツの人気者。しかしこれが飲み物になるというのは、未だかつて想像したこともなかった。どんな味なのか(おそらくドーナツの味なのだろう)。

この二つが合体したというのだから、大変なことだ。「怖いもの飲みたさ」で試してみたいが、残念ながら今のところ販売しているのはノースカロライナ州、サウスカロライナ州、ジョージア州の一部だけだ。

USA Todayのレポーターが試してみたところ、味はチェリーとドクターペッパーが混ざったような味で、ドーナツの味はあまりしなかったそうだ。

ところで、CheerwineとKrispy Kremeは2010年にも提携して、合体メニューを作っている。今のと逆で、CheerwineのクリームをKrispy Kremeのチョコレート・アイスト・ドーナツに詰めたもの。

こっちの方がイケそうな気がするが、試してみた人によると、やはりイケなかったようだ。Cheerwineのクリームは風邪薬の味がするそうだ。

別の人は、サウスカロライナ州でこれを買ったところ、中にクリームが入っていなかったそうだ。作った人が良心の呵責に耐え切れず、クリームを入れなかったのかもしれない。

この両社の提携はあまり相性が良くなさそうだ。