今まで「ドーナツ」と言えば、大体いつもKrispy Kremeのことが頭に浮かんでいたが、地元にもドーナツ屋さんがあるのを発見した。しかも評判がいい。
「ローリングピン・ドーナツ(Rolling Pin Donuts)」が地元のサンブルーノ市にあったのを、今まで気付かずに過ごしてきたのは不覚だった。
Yelpのユーザ評価は4.5でとてもいい。Krispy Kremeより美味しいと評価する人もいる。その人は「ここのドーナツは口の中でとろける。Krispy Kremeのようなただの砂糖の味じゃない」とコメントしている。
砂糖以外の味がするドーナツはあるだろうが、「口の中でとろける」ドーナツなんてあるのか。
外観は洒落た店構え。駐車場が広い。店内には5-6人の行列ができていた。さすがは評判のいいお店だ。この辺で行列のできるお店は珍しい。
ショーケースにはドーナツがびっしり並んでいて、ケースに入り切らないドーナツが奥の棚に積まれている。
レイズドドーナツ(生地をイーストで発酵させたふわふわドーナツ)、ケーキドーナツ、フレンチクルーラー、ツイストなど、さまざまな種類があり、さらにそれぞれにチョコレート、メープル、バニラなどのトッピングのバリエーションがある。
値段はレイズドやケーキドーナツは1個1ドル、クルーラーは1.40ドル、ツイストは1.30ドル。
1ダース用の箱にいろいろな種類を入れてもらおうと思ったら、値段の違うものは混ぜられないと、店員のおばさんが言い張る。
1個ずつ計算してくれたらいいだろうに。そういう頑固さは地元のドーナツ屋さんらしい。
おそらく1ダース売りは割引になるので、値段の違うものが混じるとややこしいことになるのだろう。それでも無理を言って、レイズドとクルーラーを6個ずつ入れてもらった。
それと、カスタード入りドーナツホールを6個、別に袋に入れてもらった。これはクルーラーの生地のドーナツホールの中にカスタードを詰めたもの。チョコレートやバニラなどでトッピングしたものもある。
家に帰って、写真を撮るのも忘れて食べ尽くした。どれも美味しかったが、大体予想どおりの味。このお店の独自の味というものではなく、同じようなドーナツは他のお店でも食べられそうな気がした。
ただ、カスタード入りドーナツホールは特に美味しかった。日本のシュークリームに近い。あまり美味しいスイーツを見かけることのないアメリカでは貴重な存在だ。
それでも、「口の中でとろける」というような食感のものはなかった。まだ食べていないものの中にあるのだろうか。
ところで、このお店のすごいところは、毎日24時間営業をしていることだ。深夜など、お腹が空いたときにいつでも買いに行ける。
もう一つ、このお店の近くにはポケストップがある。最近のYelpにはそんな情報も載っている。