Coxがブロードバンド料金を値上げ


ケーブルTV事業者のCox Communicationsが高速インターネットサービスの料金を値上げした。今年に入って2回目の値上げだ。

DSL Reportsによると、Coxは顧客に料金改定の通知をメールで送っている。サービスや技術関連の投資と営業費用の増加のため、値上げする必要が生じたという。実施は10月6日。

同社は今年1月に9%位の値上げをしたばかり。毎年値上げしているが、年に2回とはひどすぎる。

各プランの値上げ内容は以下のとおり。

Starter (5Mbps): $37.99から$39.99へ

Essential (15Mbps): $56.99から$62.99へ

Preferred (50Mbps): $72.99から$77.99へ

Premier (100Mbps): $84.99から$87.99へ

Ultimate (200Mbps)は$99.99のまま変更なし。ただしデータ上限が2TBから1TBに半減されたので、事実上2倍に値上げされたようなものだ。

ちなみに各プランのデータ上限は以下のとおり。

Coxのサポートページより
Coxのサポートページより

なお、今のところ上限超過後は超過料金がかかったり速度が遅くなったりすることはないので、あまりビクビクすることはないが、3か月連続で上限を超過するとカスタマサポートから電話がかかってきてプランの変更を迫られたりサービス停止になったりすることがあるようだ。

オハイオ州クリーブランドでは上限超過後の超過料金を試行的に適用している。いずれ全提供地域で超過料金が適用される可能性がある。

あるユーザが、データ上限についてカスタマーサポートに質問したところ、FCCが2011年に制定した規則により上限設定が義務付けられているとの説明があったそうだ。(実際にはそんな規則はない。)

ケーブルTV事業者のインターネットサービスはまだまだ改善の余地がある。