Amazonがグロサリービジネスに深入り


Amazonがグロサリービジネスに深入りしている、とThe Wall Street Journalが報じた。コンビニをオープンしたり、ドライブインの受取窓口を設置したりする計画がある。

コンビニでは野菜、牛乳、肉など、傷みやすいものを販売し、顧客が仕事の帰りなどに立ち寄って持ち帰れるようにする。

ピーナツバター、シリアルなど長持ちするものはスマホやコンビニの周囲に設置したタッチパネルで注文して、即日配達してもらうこともできる。

さらにチェックアウトをスピーディにしたい顧客のために、ドライブインの受取窓口を設置する。車に乗ったまま商品が受け取れる。迅速なサービスのために、ナンバープレート読み取りシステムも導入する。

当面はグロサリー配達サービス「Amazon Fresh」の顧客だけが使えるようにする。Freshは年会費が299ドルと、非常に高いのがネックだったが、先週少しだけ値下げした。

Primeの会員は月14.99ドルの追加料金でFreshが利用できるようになった。1年間では179.88ドル。それにPrimeの年会費99ドルを合わせて、年間278.88ドルで利用できるようになった。

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それでもまだ高い。それに見合うメリットがあるのか疑問だ。リアル店舗で生鮮食品を買って持ち帰るようなことは、Amazonとしては新鮮だが、普通のスーパーでは当たり前のことだ。鮮度などを自分の目で確かめられるので、スーパーの方が安心できる。

ナンバープレート読み取りシステムはちょっと面白そうだ。ハンバーガー店などのトライブスルーにも応用できるかもしれない。