Netflixが思いがけない利用者増


Netflixの第3四半期決算は、利用者数が思いがけない伸びを示した。

第3四半期の利用者数は357万件増加して、8,674万件となった。売上も四半期としては過去最高となる21億5,800万ドルと、初めての20億ドル超えを達成した。

業績見通しでは230万件の利用者増と見ていたので、思いがけない好結果となった。これにはオリジナルコンテンツが貢献しているとしている。

特に『Stranger Things』や『Narcos』のセカンドシーズンなどの人気が高く、利用者増が促進されたようだ。

Netflixのほホームページより
Netflixのほホームページより

この前の第2四半期の決算では、利用者数は約170万件の純増と心細く、特に米国内の利用者が16万件の純増にとどまり、頭打ち傾向を示していたことが危惧されていた。

米国内の利用者はほぼ飽和状態。この局面を乗り切るために同社がとった打開策は、コンテンツを国毎にローカライズして海外の利用者数を増やすことと、オリジナルコンテンツを充実化すること。

その結果、新たに130か国で利用できるようになったと発表した。なお、最大の市場と目される中国については規制の問題がクリアできず、少なくとも当面は直接の提供を断念して、現地の動画配信事業者と提携することとした。

オリジナルコンテンツのリリースは、2016年には前年の33%増となる600時間を見込み、2017年には1,000時間に増やす予定。

今のところこの打開策は功を奏しているようだ。