Googleのギガビットインターネットサービス「 Fiber」が提供地域の拡張凍結とリストラを進めている。

Google Fiberのブログでは、Fiberが所属する組織「Access」のCEOのCraig Barratt氏が辞任することと、活動の一部が縮小されることが発表された。
Ars Technicaが関係者から入手した詳細情報によれば、Accessの要員の9%が削減され、提供可能性のあった10都市への拡張が凍結される。
既に提供中のところや提供をコミットしている都市圏については、これまでどおり拡張の努力を進めるが、まだコミットしていなかったところは活動を一旦停止し、状況を見極めようというものだ。
- 既にサービスを提供しているのは次の8都市圏。
ジョージア州アトランタ、テキサス州オースティン、ノースカロライナ州シャーロット、ミズーリ州とカンザス州のカンザスシティ、テネシー州ナッシュビル、ユタ州プロボ、ユタ州ソルトレイクシティ、ノースカロライナ州のローリー、ダーラム、チャペルヒルを含む「トライアングル」 - 提供をコミットしているのは次の4都市圏
アラバマ州ハンツビル、カリフォルニア州アーバイン、テキサス州サンアントニオ、ケンタッキー州ルイビル - 拡張が凍結されたのは次の10都市圏。
イリノイ州シカゴ、テキサス州ダラス、フロリダ州ジャクソンビル、カリフォルニア州ロサンゼルス、オクラホマ州オクラホマシティ、アリゾナ州フェニックス、オレゴン州ポートランド、カリフォルニア州サンディエゴ、カリフォルニア州サンノゼ、フロリダ州タンパ
Google FiberはVerizonのFiosと同様の運命をたどりそうだと、Gizmodoがコメントしている。
ところで、サンフランシスコは上記のどこにも入っていないが、どうなっているのだろう。既存のファイバを活用して提供するとの情報や、Webpassの固定無線で提供する可能性も指摘されていたが、その後目立った動きがないので心配だ。
まだ完全に凍結されていないことを祈る。