Engadgetが2016年のベスト/ワーストガジェットを発表した。スマホに着目した明暗は以下のとおり。
ベストスマホには、Google Pixel/Pixel XL、Galaxy S7/S7 Edge、iPhone 7 Plusが挙げられた。
Google Pixel/Pixel XLが健闘している。一見地味だが性能はいい、特にカメラは最高、と高評価。
Samsungは、爆発・発火事故を起こしたGalaxy Note 7で評判を落としたため、Galaxy S7/S7 Edgeのような素晴らしいスマホも作っているということが忘れ去られがちだが、この両機種はAndroidスマホでは最高。
iPhone 7 Plusもディスプレイ、レスポンス、ゴージャスなポートレート写真が撮れるデュアルカメラなどが高評価。ヘッドフォンジャックがなくなったのが残念だが、今までに出たiPhoneの中では最高。
一方、ワーストガジェットの中にGalaxy Note 7が入っていることは言うまでもないが、ソニーのXperia X Performanceも入ってしまった。
ディスプレイもカメラもスタンダードのXperia Xと同じものだし、指紋認証センサーも付いていない。これで最上位機種とはおこがましい、と手厳しい。
また、スマホそのものではないがアクセサリとして、iPhone 7で従来のイヤフォンを使うためのアダプタもワーストガジェットに挙げられた。

ヘッドフォンジャックを廃止しておきながら、それとまったく同じ機能のアダプタを使わせるとはバカバカしいと酷評。
ヘッドフォンジャック不要のワイヤレスイヤフォン「AirPods」の発売が、10月中のはずだったのが12月にずれ込んだという失態もあった。これがアダプタへの憎しみを増幅させているに違いない。
iPhoneでのヘッドフォンジャックの廃止は返す返すも残念だが、なくなってしまったものは仕方がない。
次期iPhoneにはAirPodsが無料で同梱されることを望む。これを「2017年の期待」としたい。