DirecTV Nowを使ってみた


AT&Tのストリーミングサービス「DirecTV Now」を使ってみた。まだバグが多いようだ。

11月30日に始まったDirecTV Nowは、1月9日までに申し込むと通常月60ドルの100チャンネルプランが35ドルで視聴できるというプロモーションをしていた。さらに3か月分前払いすると最新のApple TVがもらえるというおまけがついていた。こういう誘惑には弱いので、つい申し込んでしまった。

ネットで申し込みをした。7日間は無料で、その後の3か月分として105ドルを前払いした。手続きが完了し、アプリをインストールしてログインすると視聴可能な状態になった。Apple TVは2週間くらいで届いた。

メニュー画面1(DirecTV Nowのwebアプリより)
メニュー画面1(DirecTV Nowのwebアプリより)
メニュー画面2(同上)
メニュー画面2(同上)

DirecTV Nowの映像は720pのHD画質なので、大画面テレビでもくっきりきれいに映る。使い勝手も特に問題なく、戸惑うこともほとんどない。Apple TVとFire TVでリモコンの操作方法が違うので少し戸惑ったが、慣れれば問題ない。

ところが、しばらくして問題が出始めた。観ていた番組が突然終了して、最初のメニュー画面に戻ってしまうということが何度かあった。

頻繁にパスワードを要求されたこともあった。テレビの電源を入れて、Apple TVかFire TVでDirecTV Nowを選択するとパスワードを要求された。次の日も同様にパスワードを要求された。ひどいときは1日に何回もパスワードを要求された。こんなに頻繁にパスワードを入れないといけないのだとしたら問題だ、と思っていたら、そのうちパスワードは要求されなくなった。

テレビ1台でしか観ていないのに、「同時に視聴できる端末数を超えている」とのエラーメッセージが出たこともあった。2台までは同時に観られるはず。一旦終了して、再度アプリを開いたらエラーメッセージは出なかった。

バッファリングでストリーミングが中断することがときどきあった。これはネットワークの問題かもしれないが、同じネットワークでSling TVも見ているが、そのようなことはほとんどなかったので、やはりDirecTV Nowの問題ではないかと思う。

iPadやiPhoneでDirecTV Nowのアプリを開くと、音量設定が「消音」になっていた。音量を上げて、アプリを一旦終了してまた開くと、また消音になっている。アプリを開くと消音になる設定がデフォルトになっているようだ。これは突然大きな音が出てびっくりしないよう配慮したものかもしれないが、いちいち音量を上げないといけないのは面倒だ。設定画面を開くと、確かに「Mute on Launch」という項目があり、オンになっていたので、これをオフにして解決。

DirecTV NowとSling TVでライブTVを同時に観ると、同じチャンネルでも内容が違うので驚いた。よく観ると内容は同じだが時間差があった。Sling TVの方がDirecTV Nowよりも40秒ほど遅れて放映されていることがわかった。この部分はDirecTV Nowの勝ち!