Google Fiberがカンザスシティでギガビットインターネットサービスの設置工事をキャンセルした。

Bloombergによれば、Google Fiberはカンザスシティでギガビットサービスを既に申し込み済みの数百世帯に、設置工事ができなくなったと通知した。
「サービスを提供するために一生懸命頑張ってきたが、現状ではお宅をネットワークに接続することができない」とか、「残念ながらあなたのFiberアカウントは取り消さざるをえなくなった」と述べているが、具体的な理由についての説明はない。
受領済みの保証金(10ドル)は返金することとしている。なお既に設置済みの顧客に対してはサービスを継続する。
Alphabet体制になってからコスト管理が厳しくなり、ファイバ敷設のコストが高くつく場所にはサービスを提供するのをやめたということのようだ。
またカンザスシティでのギガビット導入による地域経済の活性化、投資促進、スタートアップ育成といった分野での効果が期待ほどではなく、失望の声が上がっているという一面もあるようだ。
それにしても、一旦受け付けたサービスの申し込みを一方的に取り消すとはひどすぎる。
「お宅は儲かりそうもないのでサービスはしないことにした」と言われた方の身にもなってもらいたい。