ComcastがMVNOサービスの概要を発表


ComcastがVerizonの回線を利用したMVNOサービスの概要を発表した。

Comcastの発表文書より
Comcastの発表文書より

サービス名称は「Xfinity Mobile」。Xfinityサービスの顧客を対象に、第2四半期中に提供を開始する。

Verizonの4G LTE回線とComcastの全米1,600万か所のWi-Fiホットスポットが利用できる。移動中にカバレッジが変わってもシームレスに切り替わる。ただしWi-Fiコーリングはできないので、通話はVerizonのカバレッジ内に限られる。

料金プランはデータ無制限のプランとギガバイト毎に支払うプランの2種類。どちらも通話とテキストは無制限。

かかるのはプラン料金のみで、Verizonのようにプラン料金の他に回線毎にアクセス料金がかかるというようなことはない。

データ無制限プランは「X1」のハイグレードTVサービスの顧客は1回線につき月45ドル。それ以外のXfinityの一般顧客は1回線につき月65ドル。1か月の間にデータ使用量が20GBを超えると速度が1.5Mbpsに落ちる。

ギガバイト毎のプランは、1GBにつき月12ドル。同一アカウントの複数回線でシェアできる。同一アカウント内の複数回線で異なるプランが混在してもよい。

プランの変更は柔軟に、しかも無料で行える。たとえば、今月はデータ使用量が多くなったので無制限に変更し、翌月はまたギガバイト毎のプランに戻すといったことが可能。

ファクトシートでは「モビリティに新しいアプローチ」をもたらすと宣伝しているが、確かに随所に今までと違うコンセプトが導入されており、説明の中には少し戸惑う部分や、詳細情報がないと確かなことはわからない部分も多い。

新たな「アンキャリア」の登場となるのか、注目することにしたい。