ミレニアル世代の間で「ユニコーン」がトレンドになっている。
シリコンバレーで「ユニコーン」と言えば、企業価値が10億ドルを超えたスタートアップのことだが、近頃の若者の間で流行っているのは、「伝説の一角獣」の方だ。
「ユニコーンと虹」と言えば幸福のシンボル。一角獣と虹とは切っても切れない関係にある(一説によると、一角獣は虹色のオナラをするらしい)。その虹色を使った飲み物や食べ物がニューヨークのカフェなどで流行っている。
ミレニアルが最近「ユニコーン フード」にハマっている状況をMan Repellerが伝えている。たとえば、ブルックリンのThe Endというカフェには「ユニコーン ラテ」なるものがあるそうだ。

虹色のラテ。こんなものが受けるなんて。見かけによらず、健康にいい食材を使っているそうだ。
試してみたことはないが、おそらく味よりも見た目の華やかさや目新しさが若者に受けているのではないか。Instagramなど、写真ベースのSNSには格好の題材だ。
このトレンドに乗じて、Starbucksが「ユニコーン フラペチーノ」を4月19日から23日までの期間限定で販売した。

Reutersによると、これは予想外(?)に好評で、バリスタが悲鳴をあげたようだ。
甘いフルーティな味から爽快な酸味へと魔法のように変化するらしい。ストローでかき混ぜると色も紫からピンクへと魔法のように変化するらしい。
アプリでは通常「ORDER(注文)」と表示されるところ、「ORDER BY MAGIC(魔法で注文)」となっていた。
このトレンドに「ユニコーン ドーナツ」で参加しているのは、カリフォルニア州フレズノ近郊のClovis Donuts。

カラフルで華やかな上に、ツノまできちんと付いている。
このトレンドにマカロンで対応しているお店もある。やはりフレズノ近郊のSunshine and Sugar Bakery。「ブルーベリー抹茶ラテ」を注文すると、「ユニコーン マカロン」が付いてくる。

フレズノ近郊の情報が重なったのは、フレズノの情報サイトThe Fresno Beeが情報源だからだが、この「ユニコーン」ブームは全米に拡散中だ。