T-Mobileの四半期決算は「狂ったように」好調な状態が続いている。
T-Mobileの2017年第1四半期決算は、売上が96億ドル、純利益が6.98億ドルで増収増益、顧客数は114万件の純増、解約率が1.18%に改善など、Verizonとは対照的に、いいことずくめの結果となった。
純利益は前年同期比で46%も増加した。四半期の顧客純増では100万件超えが4年間も続いている。
BGRが「狂ったように成長を続けている」と伝えている。確かにこの厳しい競争下で他社が軒並み苦戦する中、これだけの好業績を維持しているのは尋常ではない。
ただし、アナリスト予想には届かなかった部分がいくつかあった。Seeking Alphaによれば、アナリスト予想では売上が96.2億ドル、顧客純増は120万件だったので、この部分はわずかだが期待に応えられなかった。
アナリスト予想に届かなかったということは、アナリストが強気すぎたか、またはT-Mobileの勢いにやや陰りが出てきたか。

ポストペイドに関しては、顧客純増数が前年同期比で徐々に下がりつつあることが、若干の懸念材料だ。