出前サービスのSprigが事業撤退

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オンデマンドで健康的な食事を配達するサービスを手がけていたSprigが突然撤退した。

Sprigアプリより
Sprigアプリより

関係者からの非公式情報をThe Informationが報じ、その後Sprigがブログで発表した。5月26日に発表し即日サービスを停止した。

同社はこれまでに4回の投資ラウンドを経て5,670万ドルを調達した。まだ資金をすべて使い果たしたわけではないが、収益改善の見込みが立たないので、余力のあるうちに見切りをつけたもの。

従業員200名は2か月分の給料を支払って解雇する。希望者には次の仕事を見つける支援も行う。残った資金は出資者に返還することとしている。

オンデマンドの食事配達サービスは、単価が低くてコストが高いので、ビジネスを成り立たせるのが難しい。ましてSprigのサービスは、自社で料理人を雇って自社の調理場で調理した食事を自社で配達するというもの。固定費も大きく管理費用も嵩む。直近では1か月で85万ドルも損失が出ていたそうだ。

Sprigだけでなく、オンデマンドの食事出前サービスを提供する事業者はどこもだいたい苦労している。この業界で生き残ることの難しさを物語っている。

この業界で今のところ順調に運営しているのはGrubHubくらいのものではないか。同社は小さめのレストランと提携して、低い利ざやで数を稼ぐというやり方で、増収増益を維持している。顧客数も売上も右肩上がりに伸びている。

同じ業界でもやり方次第で雲泥の差が出るものだ。