DirecTV Nowの加入者は停滞

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AT&Tのビデオストリーミングサービス「DirecTV Now」の加入者数の伸びが低迷していることがわかった。

DirecTV Nowのwebサイトより
DirecTV Nowのwebサイトより

AT&Tは2016年11月30日に開始したDirecTV Nowの加入者を、12月末時点で20万件と発表。その後正式には発表していなかったが、事情に詳しい関係者によると、1月末には328,000件にまで増加、2月には3,000件の純減、3月はほぼ横ばいだったと、Bloombergが伝えた。

サービス開始当初のトラブルにも関わらず1か月間に20万件も加入者を獲得したことは、AT&Tにとっても予想外の好結果だった。その後、加入者数の伸びが低迷するに至った事情としては、以下のようなストーリーが考えられる。

  • サース開始当初、100チャンネルで月60ドルのプランを月35ドルに割引するプロモーションや、3か月分を前払いするとApple TVかAmazon Fire TVがタダで手に入るというキャンペーンを大々的に行ったので、トラブルにも関わらず予想以上の加入者を獲得できた。
  • 1月の途中でプロモーションが終了したため、新規加入者の伸びが止まり、1月の純増数は12月の半分近くに止まった。
  • 2月には新規加入者の伸びが止まったまま、トラブルに嫌気がさして解約が相次ぎ、加入者が純減となった。
  • 3月にはまだ解約が続いているものの、HBOの視聴を1年間無料にするプロモーションを実施したことがある程度奏功し、解約を相殺して加入者数はほぼ横ばいとなった。

すなわち、何かプロモーションをすればある程度加入者が増えるが、プロモーションが終了すると加入者の伸びもぴたりと止まるという状況。プロモーションがないと魅力がないというのでは心許ない。

DirecTV Now自体の魅力という問題やサービス開始当初のトラブルという特殊事情もあるが、そもそもOTTビデオストリーミングサービスに対する消費者の需要がどれだけあるのかということについても、疑問の声が上がっている。

個人的にはOTTサービスを使っていて満足しているが、プロモーションに左右されているということは否定できない。