コードカッターは低所得者が多い


コードカッターは低所得者が多いという実態が明らかになった。

coScoreの調査レポートより
コードカッターの所得水準分布(coScoreの調査レポートより)

comScoreが2017年3月に実施したOTT視聴世帯の生活実態調査によると、コードカッターの中では年収4万ドル未満が一番多く、年収が上がるにつれてだんだん少なくなり、10万ドル以上15万ドル未満のレベルが一番少なくなる。

おそらくそうだろうなとは思っていたが、やっぱりそうだったかという感じだ。ケーブルTVの料金が高くて家計が圧迫されるので、仕方なくケーブルTVを解約してコードカッター生活に入る人が多いのだろうということは、自らの体験からも容易に推察できる。

家計への圧迫を心配する必要のない高額所得者はコードカッターになる必要はなく、ケーブルTVの高い料金プランで優雅に視聴し放題しているというわけだ。

ただし、グラフでは年収15万ドル以上の高所得者になると、またコードカッターが増えている。これはどう解釈すればいいのか。理由は特に明かされていないが、とりあえず「コードカッター=低所得者」というレッテルが貼られることは免れた。