スマートスピーカーの人気の鍵は、何と言っても価格が第一という調査結果が明らかになった。
Amazon EchoやGoogle Homeなどが競い合っているスマートスピーカー市場に、AppleがHomePodで参入した。
HomePodは価格は高いが音響品質がいいというのが売りだ。この特徴がどれだけ購買意欲に結びつくかは興味深い。
Morning Consultが、6月8-12日に2,200人を対象にアンケート調査を実施した。
どのスマートスピーカーが自分の生活に一番合っているかという質問では、全年齢層を通じてAmazon Echoがトップ。Echo Dotも全体では第2位につけているので、EchoとEcho Dotを合わせて全体ではAmazonが29%で断トツだ。
さらに、スマートスピーカーに関して以下の項目はどの程度重要かという質問に対しては、次のような回答結果となった。
- 価格: 非常に重要 – 57%、やや重要 – 22%
- 音響品質: 非常に重要 – 51%、やや重要 – 24%
- 音声認識率の高さ: 非常に重要 – 49%、やや重要 – 22%
- スマホなど他の機器との適合性: 非常に重要 – 44%、やや重要 – 27%
- 多彩な音楽ストリーミングの利用可能性: 非常に重要 – 30%、やや重要 – 30%
- メーカーのブランド: 非常に重要 – 29%、やや重要 – 34%
- スマートホーム製品との統合可能性: 非常に重要 – 29%、やや重要 – 29%
- 外観の美しさ: 非常に重要 – 21%、やや重要 – 33%
非常に重要とやや重要を合わせると、価格が重要と考えている人は79%でトップとなった。Appleが狙っている音響品質は75%で第2位に位置しているので、狙いは悪くはないが、価格の方が優先されやすいということになる。
やや意外なのは、スマートホーム製品との統合可能性が比較的優先度が低いことだ。
スマートホーム製品自体の普及率がまだまだ低いことがうかがえる。