Amazon Echoの通話品質は


Amazon Echoには通話機能があり、Echo製品同士で無料電話ができる。ただし品質はイマイチだ。

Amazonはディスプレイ付きの「Echo Show」を発表した際に、電話サービス「Alexa Call」も発表した。AFTVnewsによれば、このサービスはEcho Showだけでなく、他のEcho製品でも使える。

Echoで電話をかけるときは、「Alexa, call (相手の名前)」と言えばいい。Echoだけでなく、Alexaアプリを搭載したスマホやタブレットなどでも使える。

「相手の名前」を言われたAlexaはスマホの連絡先を見に行き、Echoを持っている相手なら電話をつないでくれる。

通話中や呼び出し中にはEchoの天辺の周囲が緑色に点滅する。着信側では「Alexa, answer」と言えば電話に出ることができる。

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「相手の名前」の代わりに「自分の名前」を呼ぶと、自分のアカウントが登録されているEcho製品やAlexaアプリが入っている端末を一斉に呼ぶことができる。

「相手の名前」の代わりに「Home」と言うと、Alexaアプリが入ったスマホやタブレットなどは除外して、自分のアカウントが登録されているEcho製品だけを呼ぶことができる。

広い家なら各部屋にEchoを置けば、部屋同士をつないで会話ができるインターホンとして使うことができる。

「Home」に電話すると、自分のアカウントが登録されている全部のEcho製品が一斉に呼ばれる。どれか特定のEchoだけを呼ぶことができれば便利なのだが、と思っていたら、それも近々できるようになるとThe Vergeが報じた。どんどん便利になる。

ところが、日米間で国際通話を試してみたら、品質はあまりよくなかった。声が途切れて聞こえにくかった。こちら側では相手の声はよく聞こえたが、相手側ではこちらの声が途切れてほとんど会話ができない状態だった。

インターネット電話なので、その時々の回線品質にもよるだろうが、同じWi-FiにつないでいるスマホでLINEの電話をすると、回線品質は良好で、自然な会話ができたので、これはやはりEcho/Alexaの問題だろうと思われる。

電話回線の品質が悪いと、「えっ、何?」「もう1回言って」「何回言わせるんだ」など、会話がだんだん喧嘩腰になり、雰囲気が険悪になるものだ。

良好な関係維持のためには良好な通話品質が望まれる。