日本の評判が少し上がった


Reputation Instituteが毎年出している「評判のいい国ランキング」で、日本の評判が少し上がった。

国の評判を調査する2017 Country RepTrakは、GDPで上位の55か国が対象。2017年3月にオンラインインタビューでG8の国の3万9,000人以上の消費者からデータを収集した。

環境、経済、政府という3つの大項目の下の17の小項目ごとに点数を付けて重み付けをして総合点を出している。

日本は総合点が76.5点で第12位。前年は70.97点で14位だったので、少し上がった。

2017 County RepTrakより
2017 County RepTrakより

トップはカナダで、以下、スイス、スェーデン、オーストラリアと「常連」の国が続く。日本を除けば上位19位までがヨーロッパとオセアニアの国ばかり。

米国はどうかと言えば、2016年の56.32点、28位に対し、2017年は54.7点で38位。「予想どおり」評判が大きく下がっている。

それと対照的なのがメキシコ。2016年の50.33点、43位に対し、2017年は55.1点で37位。トランプ大統領にさんざん悪口を言われ、名誉を傷つけられたはずなのだが、逆に評判が上がって米国を抜いた。

悪口を言うと、言った方の評判が下がり、言われた方の評判が上がる。これは国も人も同じだ。