OTTはやっぱりNetflixが強い


米国のOTT視聴実態の調査結果が出たが、やはりNetflixが強い。

comScoreが2017年4月の米国のOTT視聴実態の調査結果を発表した。

Wi-Fiを保有している世帯は9,300万世帯。その54%に相当する5,100万世帯がOTTを視聴した。

1世帯あたりの1か月間の平均視聴時間は49時間、平均視聴日数は15日間、1日の平均視聴時間は1時間40分。

OTT視聴世帯の有料TVサービス加入状況は、ケーブルが44%、衛星が22%、コードレス(コードカッターがとコードネバーを含む)が34%。

特記すべき調査結果としては、OTT総視聴時間のストミングサービス別シェアで、Netflixが40%、YouTubeが18%、Huluが14%、Amazon Videoが7%、その他が21%と、Netflixの圧倒的強さが示されている。

OTT総視聴時間のストリーミングサービス別シェア(comScoreのレポートより)
OTT総視聴時間のストリーミングサービス別シェア(comScoreのレポートより。以下同じ)

上位4サービスで約80%を占めている状況だ。

また、OTTを視聴している世帯のうち、ストリーミングサービスを1つだけ視聴しているのは30%、2つは26%、3つは18%ということで、3つ以下が74%を占める。

ストリーミングサービスを何種類視聴しているか
ストリーミングサービスを何種類視聴しているか

1つだけの世帯のうち、50%がNetflixを視聴しているとの結果も出ている。

さらに、OTT視聴世帯の74%がNetflixを視聴しているという結果もある。

OTT視聴世帯のうちNetflixを視聴している世帯の割合
OTT視聴世帯のうちNetflixを視聴している世帯の割合

調査結果は多岐に渡っているが、まとめると、「やはりNetflixが強い」。