市営ケーブルが料金値上げ


筆者の地元、サンブルーノ市の市営ケーブルTVが8月1日から料金を値上げする。ギガビット導入の動きもあるようだ。

まだ料金改定の実施前だというのにホームページの料金表は既に新料金になっている。

インターネット関連プランの料金表(San Bruno Cableのホームページより抜粋)

TVサービスの「Expanded Basic TV」プラン(98チャンネル)の月額料金が現行の69.99ドルから73.45ドルに、インターネットの「Level 1」プランの月額料金は現行の53.80ドルから58.65ドルに、それぞれ値上げされる。

値上げの理由としては、TV番組供給コストの増加、インターネットの設備コストの増加、その他運用コストの増加を挙げている。

また、この機にインターネットの速度が増速される。「Level 1」の速度は下りが現行の25Mbpsから75Mbpsに、上りは現行の3Mbpsから5Mbpsにそれぞれ変更される。

特記すべきは、「Level 3」(300Mbps)と「Level 4」(1Gbps)の料金が新設されていることだ。これはFTTHでのみ利用可能となっている。

さては、サンブルーノ市でもいよいよFTTHでギガビットサービスが開始されたか。特に発表等は目にしなかったが。ところが、ホームページのどこをみてもそのギガビット関連の情報がない。

いろいろ探した末、Facebookに「San Bruno Fiber」というコミュニティページがあり、そこにわずかに関連情報が載っていることがわかった。

Facebookの「San Bruno Fiber」コミュニティページより

それによると、2015年12月に市議会の特別会合で「シェルタークリーク」というコンドミニアム群に試験的にFTTHを導入することが承認され、2016年3月に業者選定のための提案募集(RFP)が出され、2016年4月に提案提出が締め切られ、2016年10月に最初の顧客が開通したそうだ。

このくらいの情報は、San Bruno Cableのホームページで公表してもいいだろうに。

だんだんとSNSを使わないと情報が得られない世の中になってきた。