「完全無料」と謳っていたFreedomPopの管理料がクレジットカードにチャージされていた件の続編。
早く解約して管理料を取り戻したいのだが、なかなか解約ができない。カスタマーサポートに連絡する手段も見当たらない。
停止中だったアカウントを復活したにもかかわらず、ログインができない。解約するにはログインする必要があるが、ログインができないので解約ができないという罠にはまってしまった。このままではいつまでも管理料を取られ続けることになる。
ブラウザを戻していくと、アカウントが復活できたときの画面に戻ることができた。この画面ではログインしている状態になっていた。この状態からアカウント設定の画面を開くことができ、アカウントの状態を確認することができた。
アカウント設定の画面に「アカウントを解約」というリンクがあった。これをクリックすると、警告メッセージが出た。アカウントを解約すると直ちにデータ接続ができなくなり、今までのデータもすべて失われるなど、不安になりそうなことが書いてある。
構わず「キャンセル」すると、確認のためパスワードを入れろと出た。また何も起こらず、先へ進めないのではないかとの不安を抱きつつも、パスワードを入れてみた。解約ができたとのメッセージが出た。
何とか解約の問題は解決した。
次に、管理料を返金してもらわなければならない。管理料は2回課金されていたが、2回目はまだペンディングで完了していない。もし完了すると合計で0.02ドル。金額がわずかとは言え不正は不正。放置するわけにはいかない。
ヘルプデスク画面に行こうとすると、相変わらず、ログインが必要と出て、有効なはずのIDとパスワードを入れても何も起こらず、先へ進めない。
ブラウザを戻してログイン状態の画面に行くと、アカウントの詳細は見ることができた。とりあえずこれ以上課金されないように、クレジットカード情報を削除しておくことにした。
「支払方法」のところにクレジットカード情報が表示されていた。「編集」を選ぶと、新しいカード情報の入力画面になった。何と、新しいカードを追加することしかできず、今登録しているクレジットカード情報を削除することができない。
これではいつまた課金されるかわからないではないか。
管理料は1か月分が0.01ドルで、課金されても見逃す可能性がある。気がついたとしても「これくらいならいいか」とあきらめたり放置したりするケースも多いと思われる。それが狙いか。
2017年3月のFortuneによると、FreedomPopの顧客は200万件程度。仮に全顧客から0.01ドル徴収すると1か月あたり2万ドル。「完全無料」のビジネスモデルには期待していたが、裏にこんな仕掛けが組み込まれていたとすれば幻滅だ。
FreedomPopに連絡して返金を要求する手段がなさそうなので、最後の手段として、クレジットカード会社に連絡して返金を請求した。