ベイエリアの「サイコ」なドーナツ


サンフランシスコ周辺の「ベイエリア」には「サイコ」なドーナツ屋さんがある。「サイコー」ではなく「サイコ」であることに注意。名前や見た目はオドロオドロしいが味は問題なさそうだ。

Psycho Donutsのホームページより(以下同じ)

その名も「Psycho Donuts(サイコドーナツ)」。「サイコナース」と呼ばれる猟奇的な看護師風のスタッフが勤務している。こんなものを食べても健康に悪くないのかなどの相談に応じたり、職場に出前をしてくれたりもする。

怪しげな雰囲気満々だが、一つ一つのドーナツは結構美味しそうなものもある。

たとえば「Boston Scream Pie」。「ボストンクリームパイ」と言えば、穴の空いていないドーナツをチョコレートでアイシングしてカスタードクリームを詰めたもの。このドーナツが美味しくないわけがない。あまりに美味しいので叫びながら(Scream)また買いに来るほどだという。

「Jekyll & Hyde」は、半分をチョコレートのアイシングとシュガーの模様入りにし、もう半分にはチョコレートスプリンクルをまぶして、二重人格の「ジキルとハイド」を表現。これも美味しさを損なうような邪魔な要素はない。

「The Dirty Turtle」はその名のとおり見た目は美しくないが、チーズケーキ、オレオクッキー、キャラメルという組み合わせはおそらく問題ないだろう。ちなみにサイコナースたちはカメが大好きだそうだ。

ちょっとどうかなと不安を感じさせるのは「Dead Elvis」。クリーム、バナナ、ベーコン、ピーナツバター、ゼリーという豪華なキャスティングで、今は亡きエルビスを偲ぶ。

面白いところでは「This One」と「 That One」。注文するときにドーナツの名前でなく、「これを一つ」、「あれを一つ」などと言うお客さんが多いので、「これ」と「あれ」という名前のドーナツも作ってしまった。

こんなドーナツを作るとは、そしてこんな命名をするとは、さすがアメリカ。