Walmartがオンラインショップに力を入れているというが、不可思議な動きをしている。
大手スーパーのWalmartがAmazonに対抗してネット販売に力を入れているとBusiness Insiderなどが報じた。第2四半期はネット販売の売上が前年同期よりも60％も増加したという。ただし、配送コストが嵩んで利益は減少しているそうだ。
「さもありなん」と感じさせる不可思議な体験をした。
Walmartのオンラインショップで普段見かけないHershey’sのキスチョコを見つけた。ミルクチョコレートのキスチョコと「Hugs」というホワイトチョコでコーティングしたキスチョコの詰め合わせ。お土産用にも良さそうなパッケージだったので注文してみた。
1袋が17オンス（482g）。これを4袋注文した。他にも買いものをしたので送料は無料になった。注文完了後の確認メールでは配達予定日が16日後になっていた。ずいぶん時間がかかるものだ。
翌日、キスチョコが発送されたとの連絡がメールで来た。トラッキングしてみると、配達予定日は5日後になっていた。当初16日後と言われていたので、ずいぶん早まって喜んだが、それでもAmazonよりはずいぶん時間がかかる。
発送はマサチューセッツ州のチェルムスフォードという町になっていた。ずいぶん遠いところから発送するものだ。東海岸にも西海岸にも便利なように、真ん中あたりに配送センターを置くものだと思っていたが。
Walmartの配送センターがここにあるのかどうかはわからないが、調べてみたらWalmartの店舗は確かにこの町に存在した。この店舗から発送したものかもしれない。
荷物の重さが9.4ポンド（4.2kg）になっていた。17オンスが4袋なので68オンスとなり、梱包材を含めても2kgくらいのはずだ。その2倍以上もあるというのはどういうことなのか。
配達予定日に荷物が到着した。保冷用の大袋に、キスチョコが4袋と、キスチョコの袋よりも大きい保冷剤が4個も入っていた。これで2倍以上の重さになっていた理由がわかった。
そして商品をみて、がっかりした。注文したのとは違うものだった。中身や内容量は同じだが、パッケージが違う。これなら近所のスーパーでも売っているかもしれない。自分で食べる分には問題ないが、お土産用にはあまり見栄えが良くない。
中身が同じということで、わざわざ交換してもらうほどではないと思い、今回はクレームはしなかったが、同じような間違いは他でも起こっているに違いないし、わずかな違いでも交換・返品を要求する客も多いはずだ。
これでは配送コストがかかるはずだ。
