T-MobileとSprintの合併話が少し進展


T-MobileとSprintの合併話に少し進展があった模様だ。

Reutersによると、合併条件に関して両社が近々合意に至る見通しとなった。

この合併が実現すると、トランプ政権発足以来、初の大型合併となり、米国の通信業界の構図も大きく変わる。

ソフトバンクや他のSprint株主が合併後の会社の40-50%を保有し、Deutsche Telekomや他のT-Mobile株主が過半数を保有することになる模様だ。

合併条件が最終化された後、両社がデューディリジェンスに基づく調査を行い、10月末には合意に至る可能性があるとしている。

両社の合併話については、合併比率についての交渉が難航していたため、合意には時間がかかるだろうとの見方もあった。T-Mobile側に合併を急ぐ理由がなく、ソフトバンクの歩み寄りに対して、T-Mobile/DTが強気の姿勢を維持していたからだ。

Appleが9月12日に発表したiPhone Xと8/8 PlusがT-Mobileの600MHz帯周波数(Band 71)に対応していないという弱みから、T-Mobile側も焦りを感じて歩み寄りに動き出した可能性がある。