Google Home Miniの明暗


Googleがスマートスピーカー「Google Home Mini」を発表したが、明るいニュースと暗いニュースが話題になっている。

「Google Home Mini」のホームページより

Googleはこれまで、「Amazon Echo」への対抗となるスマートスピーカー「Google Home」を提供していたが、さらに10月4日のイベントで、小型版の「Echo Dot」への対抗となる「Google Home Mini」を発表した。

これについては明るいニュースと暗いニュースが話題になっている。

明るいニュースとしては、Googleがドーナツショップを臨時にオープンする。全米11か所で、開店日は場所によって異なるが、サンフランシスコでは10月4日、14日、15日の3日間開店する。

「Google Home Miniドーナツショップ」のホームページより

なぜドーナツなのかというと、「Google Home Mini」の外見が穴の空いてないタイプのドーナツにそっくりだからだ。

「似ているから」という理由でドーナツ店を開店してしまうというのは単純かつ大胆な発想だ。開店日にお店に行くと、ドーナツ2個または「Google Home Mini」が無料でもらえる。

暗いニュースとしては、「Google Home Mini」の発表早々、不気味なバグが発見された。

イベントで評価用に配られた「Google Home Mini」を持ち帰って、試してみたAndroid Policeのライターによれば、音声コマンドの合図となるキーワードを発声していないのに勝手に音声アシスト機能が起動して、せっせと日常会話を録音してGoogleに送っていたそうだ。

このスマートスピーカーはキーワードのほかに、タッチセンサーでも音声アシスト機能が起動できるが、初期ロットの一部のタッチセンサー部分に不具合があったようだ。

この不気味なバグについてはGoogleがすぐに改修をほどこしたので、10月19日の正式販売開始時には問題は解消しているはずだが、ハード面の弱さが露呈してしまった。

失敗して面目を失うことを「味噌をつける」というが、ドーナツに味噌は合わない。