引越し先のアパートで申し込んだComcastのXfihityインターネットがさまざまなトラブルを乗り越えてめでたく開通したが、速度が遅いという新たな問題が発生した。
申し込んだプランは「Performance Plus」で本来は下り55Mbps、上り5Mbpsだがキャンペーンで料金そのままで1ランク上の「Performance Pro」の速度(下り100Mbps、上りは5Mbpsのまま)に増速されることになっている。
ところが開通後、速度を測ってみたら下りが15Mbps前後、上りが5Mbps前後。上りは非常に遅いが公称どおりなので仕方がないとして、下りが約束に反して遅すぎる。
カスタマーサービスにチャットで問い合わせてみた。
「100Mbpsのサービスを申込んだはずなのに、実際に測ってみたら15Mbpsしか出ない。これは正常なのか」
「実際の速度は環境によって異なる。同時に複数台の端末を使用している、ルータとの間に壁がある、別の階にルータがある、といった状況にもよる」
「今はベストコンディションで使っている。端末は1台のみ、壁はなく、階も同じ。それでも15Mbpsしか出ないというのは正常な状態か」
担当者はアカウントの詳細を確認して、「加入しているサービスはPerformance Plusなので下りは最大55Mbpsになる」との返答をしてきた。
「キャンペーンで 100Mbpsに増速してくれたのではなかったのか」
それに対する返答はなく、「では簡単なテストをするので協力してほしい」と言う。
「Wi-Fiルータの電源を一旦落として、15秒待って立ち上げなおして、ネットがつながったらComcastのサイトで速度を測ってみてほしい」と。
言われたとおりにやってみたら、下りが11Mbpsしか出ていなかった。さっきよりも悪くなった。
さすがにカスタマーサービスの担当者も、これは異常事態と感じたか、対応に真剣さがこもってきた。
「簡易テストの結果、ケーブルに損傷等の異常がある可能性があると思われるので、技術者を派遣してもいいか」
「もちろんいい。ところでアカウントの登録上では100Mbpsのサービスに加入したことになっているのか」
「なっている」
どうやらキャンペーンの増速を適用し忘れているわけではなさそうだ。
「では、技術者を派遣する」
というわけで、10日後に技術者が来ることになった。それまでは遅いネットで我慢することにする。