アパートのスペシャルオファーの落とし穴


引越し先のアパートの正式な賃貸契約をしたが、webサイトに表示されていた「400ドル返金」のスペシャルオファーには落とし穴があった。

アパートの申し込みが承諾され、正式契約をした。この契約書への署名もDocuSignというサービスで電子的に行われた。

ところが、署名をしてから契約内容の詳細をよく見たら、申込みの際にwebサイトに掲載されていた「400ドル返金」のスペシャルオファーが適用されていないことがわかった。本来は署名をする前に確認すべきだったが、うっかり忘れていた。

担当者に問いただすと、契約書を修正して再送するので、またDocuSignで署名してほしいとのこと。もう署名した後なのでダメだと言われなくてよかった。アメリカではこのように手続き上のミスが多いが、修正にも柔軟に応じてくれることが多いので、やりやすい面もある。

ところが送られてきた修正版の契約書では300ドルしか減額されていなかった。それも、後で返ってくる保証金(敷金)が減額されるだけだ。保証金を安くしてくれても、結局戻ってくる金額が少なくなるだけなので、あまり意味がないのではないか。

まずは400ドル減額されるべきところ、300ドルしか減額されていないことを指摘した。すると、当時のスペシャルオファーは300ドルだとの答えが返ってきた。

たしかに、webサイトの表示を見ると、「最大400ドル」とあり、さらに「予告なく変更することがある」と書いてあった。申し込み時点では300ドルだったと言われても仕方がないか。

webサイトに表示されていた「400ドル返金」のスペシャルオファー

次に、保証金が減額されるだけなら意味がない点を指摘した。それに対しては、当アパートのスペシャルオファーは保証金に適用されることになっているとの答えが返ってきた。さらに、スペシャルオファーはいつでもあるわけではないので、あっただけでもラッキーだとも言う。

たしかに、webサイトには「最大400ドル安くなる」と書いてあったが、何が安くなるのかは書いていなかった。保証金が安くなるとは驚きだ。普通は家賃を1か月間は400ドル安くしてくれる のだろうと考えてしまうと思われるが、そうでもないらしいので要注意だ。

そういうわけで、ちょっとした落とし穴に落ちてしまった感じがするのが残念だ。