レジに並ぶ必要のないコンビニ「Amazon Go」が1月22日、シアトルのダウンタウンで開店した。
開店初日は物珍しさもあって多くの客が押し寄せ、入り口の前には長い行列ができた。レジに並ぶ必要がないというのが大きな売り文句だが、入店するのに並ぶ必要があるというのは皮肉なものだ、と多くの人がTwitterでつぶやいたのをBuzzFeedが報じた。
I’m in Seattle and there is currently a line to shop at the grocery store whose entire premise is that you won’t have to wait in line. pic.twitter.com/fWr80A0ZPV
— Ryan Petersen (@typesfast) January 22, 2018
客が「持ち去った」ものをカメラやセンサーで追跡してアプリ上で精算するらしいが、どれだけ正確に追跡・精算できるのかが興味深い。
CNBCのレポーターが実際に試してみたところ、いろいろ買った中で「siggi’s」のヨーグルトが課金されなかったそうだ。すぐに正直にAmazonに申告したら、「いいよいいよ、持って行きなよ」と言ってくれたらしい。「ごく稀なミス」だとも言っていたそうだ。
I think I just shoplifted?? #AmazonGo didn’t charge me for my Siggi’s yogurt ? #nolinesnocheckout #freestuff pic.twitter.com/RDPhC5ryXD
— Deirdre Bosa (@dee_bosa) January 22, 2018
メーカーのsiggi’sも「全然構わない。持って行きなよ」と言ってくれたそうだ。
oh no! It’s ok, that one’s on us ?
— siggi’s (@siggisdairy) January 22, 2018
「持って行きなよ」と言われると、逆に申し訳ない気がして正直になってしまいそうだ。
これで万引きなどの犯罪が減るという効果も、もしかしたらあるかもしれない。