T-Mobileのビデオ広告にAT&Tがイチャモン

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T-Mobileが昨年末に流したビデオ広告に対し、AT&Tがイチャモンを付け、広告審査協会やFTC/FCCを巻き込む騒ぎになっている。

T-Mobileが昨年末に流したビデオ広告は、AT&TとVerizonを「しょうもないキャリア(abominable carriers)」とか「守銭奴大手(major miser)」などとこき下ろすもの。顧客のニーズや要望を無視してお金を取ることだけに専心していると酷評している。

このビデオ広告はT-MobileがYouTubeに投稿し、ジョン・レジャーCEOがFacebookやTwitterで拡散を図ったもの。TVのCMとして放映されたものではない。

これに対して、AT&Tが、根拠のないデマで消費者に誤解を与えるもので、AT&Tを侮辱し名誉を傷つけるものだと反論し、全国広告審査局(NAD)に申し立てた。

NADは審査のためにT-Mobileを召喚したが、T-Mobileは、このビデオはAT&Tの現行のビジネス慣行に関するものではなく、NADの手をわずらわせるような広告ではないと主張。さらにAT&Tの申し立てはNADの予算を使って支出するに値するメリットはないとして、審査の中止を求め、審査の場にも出席しなかった。

NADはT-Mobileの主張を受け入れず、宣伝内容についての詳細な調査をFTCとFCCに付託した。

他社をこき下ろす比較広告はアメリカではよくあり、対抗の比較広告も出て面白くなり、場が盛り上がることもあるが、今回はちょっと険悪な方向に向かいつつある。