エイプリルフールの注目ニュース


4月1日、巷はフェイクニュースに満ち溢れた。

ただでさえフェイクニュースが氾濫する今日この頃、エイプリルフールとあっては真実のニュースを見極めるのは至難の業だ。この日はなるべく真面目な発表は控えた方がいい。

◯ T-Mobileが世界初の「スマートシューズフォン」を発表

T-Mobileは世界で初めてとなる「スマートシューズフォン」を発表した。製品名は「T-Mobile Sidekicks」。その名が示すように、これはかつての人気スマホ「Sidekick」の再来。往年の熱狂的ファンの合意の下でミレニアル世代向けに「リブーツ」したもの。「素晴らしい世界に踏み込む」ことを可能にする「フットファースト」のデザイン。イヤホン兼充電コードになる靴紐、AI音声アシスト(「ヘイ、サイドキックス」で反応)、つま先同士をぶつけて連絡先を交換など、便利な機能満載だ。

◯ Googleが「悪い冗談発見器」を開発

Googleはスマホ内の不要なファイルを削除して空き容量を増やすアプリ「Files Go」に、「悪い冗談発見器」の機能を追加した。家族や友人からの悪い冗談のためにスマホのかなりの容量が食われていることが判明したからだ。新機能によりスマホ内の良い冗談と悪い冗談が分別され、悪い冗談は全部まとめてワンクリックで削除できるようになった。

◯ Amazon出版が著者を配達

Amazon出版は、本だけでなく著者も配達すると発表した。日時指定であろうと遠隔地であろうと、たとえペリコプターを使うことになろうとも、好きな著者が注文どおりに玄関口にやって来る。

◯ Teslaが経営破綻

TeslaのCEOのイーロン・マスク氏が、Teslaは経営破綻したとTwitterで発表した。イースターエッグを大量販売するなど、最後の最後まで懸命に資金調達を試みたが、残念ながら努力の甲斐なく完全に破綻してしまったと報告した。

なお、上記の発表を報じたBloombergによれば、Teslaの株価は3月には22%下落し、2010年12月の上場以来最大の月間下げ幅を記録した。ムーディーズは先週、同社の格付けを「ジャンク級」に引き下げ、近いうちに20億ドル以上の資金調達が必要になるかもしれないと述べた。これを受けて同社の社債価格は史上最安値を付けた。

最後のTeslaの株価等のニュースだけは事実だ。