iPhone 8 PlusがXに勝った


iPhone Xは今のところiPhoneの最新・最上位機種だが、バッテリー駆動時間ではiPhone 8 Plusが勝ったとの調査結果が発表された。

Appleのホームページより

PhoneArenaなどが調査した結果をいくつかのメディアが伝えているが、なぜか間違いが多い。

たとえば、Forbesは、PhoneArenaが実施したバッテリー駆動時間の調査で、iPhone 8 Plusは10時間35分、iPhone Xは8時間41分、「iPhone 7」は8時間37分だったと紹介し、最上位機種が一番になれなかったことを嘆いた。

ただ、PhoneArenaによれば、駆動時間が8時間37分だったのは「iPhone 8」で、iPhone 7は7時間46分のはずだ。

Forbesはまた、Samsungの最新スマホに関し、「Galaxy S9+は8時間22分」、S9は7時間23分と、いずれもiPhone上位機種を下回る結果となったことを紹介した。これも以下のグラフを見るとやや違っていることがわかる。

Parently Appleは、Forbesと同様に、PhoneArenaが行ったバッテリー駆動時間のテストでiPhone 8 Plusが好成績だったことを伝えるとともに、「Galaxy S9+は8時間5分」、S9は7時間23分という結果を含むグラフを紹介した。

バッテリー駆動時間の調査結果(PhoneArena/Parently Appleより)

このグラフはPhoneArenaが作成したものらしいので、おそらく上記のForbesが伝えたGalaxy S9+の「8時間22分」というのは間違いで、「8時間5分」が正しいようだ。

ちなみにこのグラフによれば、8時間22分だったのは「Galaxy S8」だった。

Parently Appleはまた、AnandTechが発表した別の調査結果も紹介している。それによれば、iPhone 8 Plusは「11時間83分」だったとして好成績ぶりを讃えたが、この「83分」というのはおそらく間違いだろうとも指摘している。

たしかに「11時間83分」というのはおかしいが、AnandTechの調査結果では「11.83時間」なので、これはこれで間違ってはいない。あえて時間と分に直せば「11時間50分」位になるが、これを「11時間83分」と勘違いしたParently Appleの方がおかしい。

いずれにしても、バッテリー駆動時間に関してはiPhone 8 Plusが優秀であることには間違いはない。また、スマホの上位機種のバッテリー駆動時間ではAppleがSamsungに勝ったことも話題性がある。

特に今のところSamsungの最新・最上位スマホであるGalaxy S9+がAppleの最新・最上位のiPhone Xはおろか、最上位でもないiPhone 8にも及ばなかったのは意外なニュースだ。

さらに、両社ともHuaweiには勝てなかったことも付記しておきたい。