久しぶりに「キャリアデー」もののCMを見た。
証券・投資銀行のCharles Schwabの最新テレビCM「クラスルーム」。小学校の教室にいろいろな職業の人がやってきて、どんな仕事なのかを説明してくれて、質問にも答えてくれる。
ブローカーのカールが自己紹介をすると、早くも質問が。
生徒1「4.95ドルのオンライン取引は提供していますか」
カール「いい質問ですね。私たちのようなフルサービスのブローカーでは、それは難しいです」
生徒2「Schwabはやってるよ」
カール「次の質問に行きましょう」
生徒3「満足保証は提供していますか」
カール「それはどういうものですか?」
生徒4「あの満足保証よ。Schwabが提供しているような」
カール「まったく、ここの子供たちはどういう教育を受けてるんだか」
このCMを見て「久しぶり」と感じたのは、数年前に放映されたこれとほぼ同じコンセプトの、AT&T U-verseのCM「キャリアデー」を思い出したからだ。
ケーブルTV会社のロイが自己紹介をすると、早くも質問の手が挙がる。
生徒「ケーブルはケータイとバンドルして一括請求にできないって、ママが言ってた」
ロイ「それはどこもやってないよ」
生徒「AT&Tはやってるって、ママが言ってた」
教室内がざわめく。
追い詰められたロイは「うちの会社はTVを提供するので・・・」
先生「ロイさん」(もういいわ、との素振り)
生徒たちの間で「ジョーンズ先生はAT&T U-verseを使ってるんだね」との話が広まる。
どちらのCMも、子供の知識と口達者なところには舌を巻くが、あまり感心しない。
子供たちには、まず人の話をよく聞くように教育しないと。