AT&Tが月15ドルのTVストリーミングを計画

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AT&Tが月15ドルのTVストリーミングサービスの提供を計画している。

サービス名称は「AT&T Watch」。視聴できるチャンネル数を減らして低価格で提供する、いわゆる「スキニーバンドル」の部類。何チャンネル視聴できるのか、どんなチャンネルが含まれるのかはまだ明らかではないが、スポーツチャンネルは含まれない。

月15ドルというのは、競合サービスに比べると最安のレベルだ。Sling TVは25チャンネルで月20ドル、Philoは37チャンネルで月16ドル。ちなみに、AT&Tが現在提供しているDirecTV Nowの最安プランは60チャンネルで月35ドル。

「AT&T Watch」はAT&Tの顧客でなくても誰でも利用できるようにするが、AT&Tのワイヤレスサービスの無制限プランの顧客には無料で提供する。

数週間以内には開始することとしているが、正式なプレスリリースなどが出たわけではない。FierceCableによると、Time Warnerとの合併をめぐるAT&T対司法省の訴訟において、ランドール・スティーブンソンCEOが4月19日に行った証言の中で明らかにしたもの。

AT&TとTime Warnerの合併により競争が阻害されて料金値上げ等により消費者が不利益を被るという懸念があるので、消費者に優しいサービスを提供するという姿勢を示して、そのような懸念を払拭しようとする意図がありそうだ。

これに対し、消費者保護団体は、この「スキニーバンドル」では合併に対する懸念を解消するには至らないと、早くも注文をつけている。The Parents Television Counselは、パッケージを「アラカルト」にしてどのチャンネルを含めるかは消費者に選ばせるべきだと主張している。

同団体はまた、規制当局は合併による料金値上げで消費者は年間で5億7100万ドルを余計に支払うことになるとの懸念を持っているが、消費者の選択の余地を広げることで、そのような懸念は解消するとも述べている。

たしかに、好きなチャンネルが選べて月15ドルのサービスなら非常に魅力的だが、それで懸念が解消するのかどうかは疑問だ。

いずれにしても月15ドルの「アラカルト」サービスは是非実現してほしい。