無制限プランの普及でWi-Fiの使用が減少


無制限プランの普及でWi-Fiの使用時間が減少しているとの調査結果が発表された。

OpenSignalの調査によると、2017年12月からの90日間で、大手4キャリアのうち3キャリアの顧客のWi-Fi使用時間が減少した。

顧客のWi-Fi使用比率(OpenSignalのブログより)

とりわけ、AT&TとVerizonの顧客のWi-Fi使用時間の減少が大きく、AT&Tは52%から49%へ、Verizonが54%から51%へと、いずれも3ポイント減少した。T-Mobileも43%から41%へと2ポイント減少した。Sprintは51%のまま変わっていない。

1年前はT-Mobile/Sprintの顧客とAT&T/Verizonの顧客のWi-Fi使用時間には大きな隔たりがあった。すなわち、T-MobileとSprintの顧客のWi-Fi使用時間は短く、AT&T/Verizonの顧客のWi-Fi使用時間は長いというはっきりした違いがあったが、その差が縮まりつつある。

その理由として4社の無制限プランが出揃い、顧客がだんだん無制限プランに移行していることを挙げている。無制限プランなら外出時にWi-Fiが使える場所を探しまわる必要がない。

このまま行けば、いずれWi-Fiはなくなってしまうのかと言うと、遠い将来のことはわからないが、「少なくともすぐには」なくならないとしている。

Wi-Fiからセルラーへの移行速度はそれほど速くないため、Wi-Fiは依然として存在感を維持している。特にデータ使用量の多いビデオストリーミングやゲームではWi-Fiの役割は大きい。コーヒーショップなども顧客を惹き付ける手段としてWi-Fiを利用している。

キャリアの側にもWi-Fiをセルラーのカバレッジの補完として利用する動きもまだある。よって、依然としてWi-Fiは重要な役割を担っているとしている。

ちなみに我が家でもWi-Fiは大きな存在感を示している。自宅でWi-Fiを使うのはスマホだけではない。パソコンとタブレットはもちろんのこと、スマートホーム製品もかなりある。

今のところ我が家のスマートホーム製品としては、スマートロック(August)、スマートスピーカー(Amazon Echo)、Apple TV、スマートコンセント(WeMo)、ペット用監視カメラ、ペット用自動給餌器がある。今後、スマートコーヒーメーカーも入る予定だ。

そういうわけで我が家のWi-Fiはますます存在感が増しつつある。