Verizonが廉価版のワイヤレスサービス「Visible」を開始したというが、これには謎が多い。
月40ドルで音声、テキスト、データが無制限に利用できるというものだが、まだ本格開始でもなくVerizonが正式に発表したものでもないので、情報が交錯しており不明な部分も多く、今のところ「ミステリアス」な存在だ。
CBS Newsによればデータ使用量による速度制限はないとのことだが、その代わり最初からデータの速度が最大5Mbpsに制限されている。ビデオの品質は480pになる。
今のところ、招待された人しか利用することができず、利用可能な端末は今のところiPhoneだけ。それもiPhone 6以降のモデルだけとの情報もある。もちろんAndroidにもじきに対応するはずだ。
Computerworldによれば、提供主体のVisibleは元Verizon役員が創業したスタートアップで、Verizonはそれに出資しているという関係だとのこと。いずれはVerizonが買い取ることになるだろうともコメントしている。
AT&TのCricketのような存在になると見られているが、Cricketと違い、Visibleはリアル店舗を持たず、アプリ上での提供のみとなるようだ。
ネットワークはもちろんVerizonを使い、その上で廉価版のワイヤレスサービスを提供することとなるので、MVNOなのかと思いきや、Android Authorityによれば、MVNOではなく「新技術を用いた新しい種類のネットワークプロバイダー」だとVisibleが述べているとのこと。
現時点では「Visible」という名前に反して、その姿がなかなか見えにくい。