VerizonがTVストリーミングサービスを断念


Verizonが独自のTVストリーミングサービスの提供を断念した。

Verizonの独自TVストリーミングサービスの提供計画は遅れに遅れ、直近では2018年春に提供する予定になっていたが、結局断念することにした。

Multichannelによると、Verizonのローウェル・マカダムCEOが5月22日のYahoo Financeのインタビューで、既存のOTT事業者と提携する方針に変更したことを明らかにした。

この市場は先行しているTVストリーミングサービス事業者による厳しい競争状態にあり、これから参入して他社に勝てる魅力的なサービスを提供するのは相当な困難が予想される。

VerizonとしてはYahooとAOLを含むOathを通じてデジタルコンテンツを提供することに注力し、その配信先となるOTTサービスはそれを得意とする既存の事業者と提携するのが最良と判断したようだ。

既存のOTT TVサービスとして、DirecTV NowはAT&Tの傘下にあるので、まさかここと手を組むことはないだろうが、他にYouTube TV、fuvo TV、DishのSling TV、SonyのPlayStation Vueなどいくつもあるので、提携先を探すのはそれほど難しくはなさそうだ。

果たしてVerizonはどのOTTと手を組むのか。これが目下の関心事だ。