ロボットが学内で弁当を配達


弁当などを配達するロボットがUCバークレイのキャンパス内で活躍している。

TechCrunchが紹介している。ロボットの名前は「Kiwi(キウイ)」。

アプリでレストランやメニューを選んで支払いをすると、Kiwiロボットが注文の品を届けてくれるという仕組み。注文してから配達されるまでにかかる所要時間は平均27分ということだ。

ロボットによる配達サービスを運営しているのはKiwi Campusというスタートアップ。2017年1月にバークレイ市に設立された若い会社だ。既に1万件以上の注文をこなしているという。

同社のホームページによると、Kiwiロボットには「Restaurant Bot」、「Kiwi Bot」、「Kiwi Triike」の3種類があり、それぞれ役割分担しているようだ。

Kiwi Campusのホームページより

「Restaurant Bot」はレストランのカウンターで品物を受け取ってお店の外の道路沿いまで運ぶ係。「Kiwi Triike」は「Kiwi Bot」を数台積んで、道路沿いで品物を受け取って、車道を疾走して配達先の近くまで運ぶ係。「Kiwi Bot」は配達先の近くから目的地までのラストマイルの配達を担当するようだ。

「Kiwi Bot」だけでレストランから目的地まで歩道をトコトコ走るのは時間がかかり、効率が悪いのだろう。

そう言えば、ずいぶん前に似たようなグロサリーの配達ロボットがサンフランシスコの路上で走行試験をしていたが、あれはどうなったのだろう。

前述のTechCrunchによれば、2017年12月にサンフランシスコ市は、配達ロボットの歩道上の走行を禁止したとある。歩道がロボットによって専有されることを危惧したようだ。

歩道上の歩行者とロボットの共存には、まだ問題があるようだ。