カリフォルニア州の上院がネット中立性ルールを復活

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カリフォルニア州の上院でネット中立性ルールを復活する法案が可決された。

FCCが昨年12月にネット中立性ルールの撤廃を決定し、今年6月11日に実施する予定だったのが、連邦の上院でこのルールを復活する議案が決議されているが、州レベルでも復活の動きが起こっている。

このほどカリフォルニア州の上院は、ネット中立性ルールを復活する法案(SB 822)を可決した。今後下院でも可決されれば、州知事の署名を経て発効の運びとなる。

他の州でも同様の動きが起こっている。たとえばワシントン州では上下両院の可決を経て今年3月に州知事が署名して6月6日に発効、オレゴン州でも同様に今年4月に州知事が署名して来年1月の発効を待っている。

復活したルールの内容は州ごとに若干違いがある。ワシントン州では2015年にFCCが確立したネット中立性ルールと同等の消費者保護ルールを復活させるものであるのに対し、オレゴン州では、FCCとの摩擦を避けるべく、ネット中立性を守らないISPは州の政府機関と取り引きできないというルールにとどめている。

これに対し、カリフォルニア州で上院を通過したルールは、2015年にFCCが確立したルールよりももっと厳しい規制をかけるもので、スポンサードコンテンツ、ゼロレーティング、その他ISPによる差別的取扱いにつながりそうなサービス提供はすべて禁止するというもの。

州レベルでネット中立性ルールを復活する動きの中ではカリフォルニア州が最も規制の度合いの強いルールとなっている。ニューヨーク州もカリフォルニア州に倣ったルール復活に動くものと見られており、カリフォルニア州のルールが全国標準になる可能性があるとの見方もある。

一方、FCCは昨年12月にルールの撤廃を決めた際に、本件はFCCのみが管轄権を持っているので、州レベルで独自の規制を定めてはならないと申し渡しているので、州の動きに対して差し止め訴訟を起こすなどの措置をとる可能性があるが、今のところまだそのような動きはない。

ドラマにでもなりそうな、目が話せない展開になっている。