UberとLyftが電動スクーターシェアリングに参入意向


「ライドヘイリング(ライドシェアリング型の配車サービス)を提供するUberとLyftが、電動スクーターシェアリングに参入する意向を示した。

Spinのホームページより

ここで言う「電動スクーター」とは、座席が付いていないタイプのもの。「キックボード」にモーターが付いた、いわば「電動キックボード」。

サンフランシスコでは今年3月頃に突如として出現し、またたく間に街中に氾濫した。Electrekによれば、「こんな便利なもの、(ビジネスとして)失敗するはずがない」とのことだ。

事実上の「電動スクーターシェアリングサービス」を提供していたのは、LimeBirdSpinといった事業者たち。

無許可営業だったがサンフランシスコでは当時、そのようなサービスを提供するための法的枠組みができていなかったので、許可申請のしようもなく、これを取り締まることも難しかった。

市は急いでこれを規制する条例を作り、6月4日に発効させた。とりあえず1年間のパイロットプログラムとして提供することのできる許可証を発行することにした。

同時に、これまで無許可で提供していた事業者には営業停止命令を出した。

当初発行される許可証は5社分のみ。1社あたり250台までの運用が認められる。半年間様子を見て、問題がなければ倍の500台まで認められる可能性がある。

その許可証の申請受付が6月7日に締め切られ、UberとLyftも申請したとのことだ。

「失敗するはずのない」電動スクーターシェアリングサービスの競争が始まる。