Fordが自動運転車で配達実験


Fordが配達サービスのPostmatesと共同で、マイアミとマイアミビーチで自動運転車による配達の実験をしている。

FordのFacebook動画より

Mediumによれば、この実験にはメキシコ料理のCoyo Tacoなど70店以上のお店が参加しているという。

自動運転車で配達する場合、お店から配達車までどうやって運ぶかと、最終的に顧客にどうやって手渡すか、すなわち「ファーストマイル」と「ラストマイル」が問題だが、この実験では、Fordの配達用のバンにロッカーを搭載する。

顧客が注文した品物は、お店のスタッフが配達車まで運んで、配達車のロッカーに入れる。

配達車が配達先の近くに到着したら、顧客にテキストを送って暗唱番号を知らせるとともに配達車まで取りに来てもらう。顧客は暗証番号でロッカーを開けて品物を受け取る、という方法になる。

Postmatesが取り扱う品物はレストランなどの食事もあれば、工具や機械類など、さまざまな形や大きさのものがあるので、Fordでは大きさの違う複数のロッカーを搭載した配達車を開発中だ。これにより複数の人に同時に配達することも可能になる。

それでもまだ人手がかかりすぎではないか。顧客から見ると、配達車まで取りに行くという余計な手間がかかる。その分配達料が安くなるなどのメリットがあればいいかもしれないが。

せっかく自動運転車を使うのだから、もっと自動化できないものか。もっと便利で効率的な方法がないものか・・・ちょっと思いつかない。

それも含めて、実験を通して探ろうというものだ。