街角の4G/LTE


Verizon Wirelessが4Gネットワークの宣伝を街角の看板で展開している。

上は商業地の歩道上で見つけた看板。下は住宅地の歩道上で見つけた看板。どちらも裏側が新聞の自動販売機になっている。

両方の看板をよく見ると、上のキャッチフレーズは「America’s Largest 4G LTE Network.」、下のキャッチフレーズは「America’s Fastest 4G Network.」

Largestの方にはLTEが小さくついているけれど、Fastestの方にはLTEはなく、単に4G Networkになっている。意外と細かく使い分けているものだ。

LTEネットワークでは確かにVerizonが最大だ。現在、AT&TのLTEは41都市をカバーしているのに対し、VerizonのLTEは304都市をカバーしている。SprintとT-MobileはまだLTEを開始していない。

ところが4GネットワークになるとVerizonは最速だが最大とはいえない。他社の「4G」があるからだ。では、全キャリアの4Gネットワークの中で最大はどこだろう。

実はAT&TとT-Mobileがそれぞれ「Largest 4G Network」と謳っている。お互いに争いにならないのだろうか。よく見ると、AT&Tは「The Nation’s Largest 4G Network」、T-Mobileは「America’s Largest 4G Network」。「The Nation」と「America」で使い分けている。

AT&Tのカバレッジマップ(AT&Tのホームページより)

確かに、上のAT&Tのカバレッジマップはアメリカ合衆国(と若干の島)だけだが、下のT-Mobileのカバレッジマップにはカナダとメキシコも含まれている。意外と細かく使い分けているものだ。

T-Mobileのカバレッジマップ(T-Mobileのホームページより)

と思ったら、下のVerizonのカバレッジマップは「America’s Largest 4G LTE Network.」といいながらもアメリカ合衆国(と若干の島)だけだ。きちんと使い分けないこともある。

Verizonのカバレッジマップ(Verizon Wirelessのホームページより)

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