ライドシェアリングのLyftがバイクシェアリングのMotivateを買収した。

両社は、7月2日、LyftがMotivateを買収することで合意したと発表した。
Motivateは自転車を1台ずつ収容するステーションを設置するタイプのバイクシェアリングサービスを米国の主要都市で展開する米最大手の事業者。
これをLyftが買収したということは、Lyftがバイクシェアリングの最大手ということになるのか。合意内容によれば買収後もMotivateの会社名は残り、Motivateが引き続きバイクシェアリングの運用を行うという。
Lyftは直接バイクシェアリングを運用するわけではないが、バイクシェアリング市場で大きな影響力を持つことになる。
LyftのライバルのUberは4月にやはりバイクシェアリングのJUMP Bikesを買収した。こちらはステーションを設置しないドックレス方式で電動アシスト自転車を貸し出すサービスを展開中。
これにより、UberとLyftがバイクシェアリング市場でも対抗することとなった。ライドシェアリングとバイクシェアリングが融合しつつあると言ってもいいかもしれない。
Motivateはまた、7月2日、ミネソタ州ツイン・シティーズ(ミネアポリスとセントポール)のバイクシェアリングサービス「Nice Ride」の運用を開始したとも発表した。
これで同社が運用するバイクシェアリングサービスは、ニューヨークのCiti Bike、サンフランシスコのFord GoBike、シカゴのDivvy、ボストンのBlue Bikes、ワシントンD.C.のCapital Bikeshare、ポートランドのBIKETOWN、ジャージーシティのCiti Bikes JC、コロンバスのCoGoと合わせて9か所となった。